・ホテルの味
『ローストビーフの素』付属のソースをかけて、さっそく一口。すると……。
うっま! なんだこれ!
語彙がまったく追いつかないのだが、何というか「牛肉」というより、「和牛」の味なのである。
特に脂がしつこいわけではない。あくまで赤身肉だ。それでいて旨みだけが異様に濃く、そのためワインとの相性がべらぼうに良い。
牛の旨みが肉の内側から洪水のように押し寄せてくる感じとでも言おうか。ここはもう見慣れた我が家ではない。ホテルのビュッフェ会場である。
誕生日やクリスマスなど、特別な日の食卓にも十分耐えられるクオリティだ。
・普段着と一張羅
このレベルのごちそうを、普段ほとんど料理をしない私が割とサクッと作ってしまったことに、自分でも驚きを隠せないでいる。
実は黒毛和牛のローストビーフって、おうちディナーにかなり向いているんじゃないか。
個人的には、焼き加減がシビアなステーキよりも断然簡単で、失敗する確率も低い気がする。レアな赤身肉が好きな人にとっては、まさに無敵の肉料理だ。
と言いつつ、オージー産のローストビーフを食べ慣れている身からすると、黒毛和牛は旨みが鮮烈すぎて、途中でちょっと食べ疲れてしまうのも事実。
なので今後は、普段着としての外国産と、一張羅としての黒毛和牛。そんなふうに使い分けようと思う。
自宅でホテルのビュッフェ気分を味わいたい人は、本当におすすめなのでぜひお試しあれ。
