同居する女性の唇を針と糸で縫いつけてケガをさせたとして、茨城県警に傷害の疑いで逮捕された古河市諸川の自称アルバイト従業員・櫻井政恵容疑者(49)。その自宅での生活実態を最も間近で見てきた男性が集英社オンラインの取材に応じた。
男性は、被害女性(42)が過去に「罰」として、自ら針と糸で口を縫う様子を目撃したという。さらに櫻井容疑者は、自宅内に複数の監視カメラを設置し、居候たちの私生活を監視していた実態も判明した。
親に見捨てられた姉妹をネット経由で知り合い…
捜査関係者によると、櫻井容疑者は被害に遭った42歳の無職女性の唇を突き出させるようにして固定し、そこに糸を通した針を突き刺して上下の唇を縫い合わせていたという。
「事件が発生したとみられる日時から、被害女性が救助を求めるまでには約24時間の空白がありました。その間、女性は一切の会話や食事をすることができない極限状態に置かれていたとみられます。警察が現場から押収した2本の糸は、付着した血液の影響からかピンク色に染まっており、ほどけないよう強固に留められていました」(捜査関係者)
女性は自宅から逃げ出し、近隣の商店へ逃げ込んだ。その際、言葉を発することができないため、「しゃべれません。警察を呼んでください」と書かれたメモの切れ端を店員に提示して決死のSOSを発信した。保護された後、女性は「櫻井容疑者が恐ろしくて、すぐに逃げられなかった」と当時の恐怖を振り返ったという。
定期的に櫻井容疑者宅に出入りし、事件の舞台となった一軒家の内情を知る男性(40代)がいる。男性は櫻井容疑者と交際したこともあるが、現在は友人として交流があるという。今回の凄惨な事件の背景と、目の前で起きた異常な光景を克明に打ち明けた。
「家には櫻井容疑者と息子の2人以外に、『家出をした』という姉妹が住んでいました。今回、その姉妹のどちらかが被害に遭ったのです。同居生活を始めたのは2025年からのことです。親に見捨てられ、行き場を失っていた姉妹を、櫻井容疑者がネット経由で知り、面倒をみるようになりました。姉妹とは意思疎通がうまくいかない場面もあり、生活を共にする中で、生活態度や金銭管理、細かな言動を巡って激しいトラブルが頻発するようになっていたようです」
女性が正座し「痛い、痛い」と言いながら、自分で唇に針を刺し…
男性が続ける。
「実は事件の前、私は今回のケースに似た異常な“お仕置きの現場”をこの目で目撃していたのです。1か月ほど前、一軒家の階段で話をしていた際、今回の被害女性のマスクが落ちた拍子に、唇が酷く腫れ上がっているのに気付きました。その時はまだ糸はありませんでしたが、唇のケガを周囲に隠そうとしていました。
そして2回目、先月の別の日のことです。私が玄関のドアを開けた瞬間でした。目の前の床に被害女性が正座し、『痛い、痛い』と言いながら、自分で唇に針を刺し、自らの口を糸で縫っていたのです。テーブルの上のティッシュには血が付着しており、私は激しくパニックになって『何をやってるんだよ! やめて!』と大声で無理やり止めさせました。このときは女性自らがやっていましたが、今思えば櫻井容疑者が指示していた気がしてなりません」
男性によると、過去には「言いつけを守らなかった反省」として、櫻井容疑者の指示で姉妹は真冬に庭へ閉め出され、そのまま放置されることもあったという。男性が「やり過ぎだよ!」と激怒して詰め寄ると、櫻井容疑者は「言うことを聞かないから。直してほしい、助けたい気持ちがあるから」と言い訳を繰り返していたという。
さらに、櫻井容疑者は自宅内に複数の監視カメラを設置し、家出中とみられる同居人らの様子を執拗に監視していた。集英社オンラインが独自に入手した容疑者宅の防犯カメラの静止画には、居候している女性が台所で料理をしている姿が記録されていた。

