いざ足を踏み込んでみたら、そこは圧倒される部屋だった
いざ展覧会へ入ってみると、「写真」という枠組みを超え、インスタレーション、コラージュ、映像など、多様なアプローチによる作品約200点が展示されており、その数の多さ、ヒカリエホールの大きさ、そのすべてに力強さのようなものを感じ、素人ながら圧倒されました。

1枚の写真に込められた写真家の想い、伝えたいメッセージ。すべてを理解するのはもちろん難しい。キュレーターの竹内さんが展示解説のときにおっしゃっていた「自由な感情」で見ると決めていたので、あくまで「僕はこの写真を見てこう思った」ということでいいのだろう。そう思いながら展示を回れたのが、とても良かったです!
すべてを理解しようと思って200点の作品を見ていたら、おそらく半年はかかって気絶していたと思います!
それくらい、写真のパワーってすごいんだなと実感できました!
異彩を放っていた写真家・澤田知子
今回、紹介された女性写真家30人の中の1人、澤田知子さんにインタビューしました!
澤田知子さんは、千里金蘭大学に新しくできた日本で唯一文系、アート系AIを学べる映像AIデザインコースを担当し、教えながらアーティストとしても活躍している写真家で現代美術家です。セルフポートレートの手法を用いて主に「内面と外見の関係」をテーマに作品を制作されていて、今回は、自身の外見を変幻自在に変えた作品「ID400」と観客参加型作品として「OMIAI♡」が展示されています。

「ID400」はなんと、1人で400人分の証明写真を実際の証明写真機で撮ったデビュー作。1日に多いときは20回変装をして撮影したとのことで、街のスーパーの立体駐車場にある証明写真機とトイレを往復しまくり、スーパーの警備員さんにトイレから出てくるたびにビックリされたそうです。
入った人と出てくる人がまったく別人――ということが1日に20回なんて、警備員さんも現実か夢かわからなくなったことでしょう(笑)。
