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女性写真家30人が渋谷に集結『まなざしの奇跡』展の圧倒的パワーを体感せよ! 異才の写真家・澤田知子「答えがわからないから作品をつくる」

澤田さんがテーマにする「内面と外見の関係」とは?

内面と外見の関係を作品のテーマにする澤田さん。その理由を聞いてみました。

「ID400」を展示した際、この400人がすべて澤田さんであるという事実に、作品を見た7割の人が気づかなかったとのこと。これに驚いた澤田さんは「外見には、私が知らない力があるのかな?」と思ったそうです。

外見がもっとも影響する写真は何かと考えたところ、お見合い写真だな、と思いつき、生み出された作品が「OMIAI♡」です。

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

30人におよぶお見合い写真を男性は一生懸命選ぶけれど、「結局、来るのは全部私だよ」、というのがおもしろい。

外見による個人への社会的評価、例えば制服だったら学生、スーツを着ていたら社会人だと評価される。でも、みんな同じ人間であることには変わらない。

人によっては、外見が変わるとチヤホヤされて中身が変わることもある。そこに矛盾があったり、人によって外見や内面に対する価値観の違いがあったりする。まだ答えがわからないから、作品をつくり続けているとのことです。

最後に、澤田さんはこう言ってくれました。

「展覧会で笑うことってあまりないと思いますが、私の作品を見て笑う人、微笑む人は けっこう多いので、心に反応があったという意味でも笑って楽しんでもらえることは嬉しいです。」

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

初めて展覧会に接してみて

はじめは写真というものの奥深さが、素人の僕にもちゃんとわかるのか? という不安がありました。しかし実際に触れて、写真家さんたちと話し、竹内さんの言う「自由な感情で見る」という準備ができたことで、「写真家さんたちがその1枚で伝えたい想いはもちろんあるけど、それをどう受け取るかは人それぞれでいいんだ」という考えで自然体で見ることができ、とても深い感動を覚えました!

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

澤田さんが言う「まだ答えがわからないから、作品をつくり続けている」という言葉からわかる通り、それは完成された1枚ではなく、写真家さんたちも完成に向けて走り続けている途中の1枚。それがまさに、今回の展覧会のテーマにもなっている「日本女性写真家の冒険」なんだと僕は思いました。

その解釈が合っているのか、間違っているのかはどちらでもいいでしょう。なぜなら、誰もが「自由な感情」で受け止めていいのだから。

配信元: FANY Magazine

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