「そもそも自治体の首長が長期不在にすべきではない」
いっぽう岸本区長は家族がいる欧州へ向かう計画で、このことは議会側には伝えたが会見では明言しなかった。選挙で敗れた野党会派の中には、SNSで、休暇取得は直接批判せずとも区長が日本を離れることを印象づけながら、
〈当選直後に23日間の長期休暇。このような職務にあたる姿勢が、区民に評価されるのか否か。しっかりと見極めていきたいと思います〉
とポストした議員もいる。
杉並区によれば、区長が休暇に入った13日の夕方までに電話などで37件の声が寄せられた。休みを取ること自体は「やむを得ないかもしれないが」という前置きがいくつか付きながら、
「長期不在を予定していたのなら選挙期間中になぜ言わなかったのか」
「そもそも自治体の首長が長期不在すべきではない」
「区長が休んだからといって職員が休みやすくなるのか」
などの否定的な声の方が多いという。
杉並区民の50代の女性は「休暇を取るなんて当然じゃない」と言いながら、岸本氏が選挙中に言わなかったことについては「まあしょうがない」と歯切れが悪い。
荒れた選挙だったとはいえ、「当選しても家族のために休みます」と訴える“正面突破”を図っていたなら、安心して休暇が取れる文化をより早く根付かせることにつながっていたかもしれない。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

