分析データから見えてきた最新スイング 3 フラットなプレーンでは体も手も浮きやすい
長いクラブになると、スイングプレーンがフラットになります。
そうするとバックスイングであまり左への側屈の必要がなくなります。両肩の高さがほぼ同じになっている人も多いくらいです。
短いクラブの場合、プレーンがアップライトになって、トップでの手の位置も高くなってくるため、左への側屈が自然に入るのですが、長いクラブではそのような動きになりづらいのです。
この状態からダウンスイングが始まると、次第に遠心力がはたらいてヘッドが外に引っぱられるため、手の位置が浮き上がってしまいます。腕とシャフトの角度が伸ばされて、ライ角どおりに使えなくなって、フェースは右に向いてインパクトします。これは、シャフトを寝かせた状態のまま振っていることが原因の1つです。
切り返しから体幹は、回転し続けながらシャフトは立てていきます。それによって左肩が浮き上がる動きが抑えられ、左ワキも締まることで、前傾角度がキープされた状態になる。結果的に手も浮かなくなり、ライ角どおりにクラブを使えることになります。

インサイド・アウトのプレーンでは左肩が浮き、手の位置も上がりやすい。ドライバーのようなフラットなプレーンだとなおさらだ。

シャフトを立てていく動きを加えることで腕とシャフトの角度が保たれ、手が浮かなくなる。回転し続けて前傾角を保つことで手は体の近くを通る。
いかがでしたか? ゴルフの科学の最先端がもたらした、新常識を活用して、効率のよい上達を目指しましょう。

解説=奥嶋誠昭
●おくしま・ともあき/1980年生まれ。スイング解析システム「GEARS」や弾道測定器「フライトスコープ」など最先端の機器を駆使した指導に定評のあるツアーコーチ。ヒルトップ横浜クラブ内の「ノビテックゴルフスタジオ」でレッスン活動も行う。ノビテック所属。

