ピッチ&ランのアプローチは、正しい構えと体重配分を身につけることで安定感が格段にアップ。フェースにボールを長く乗せて「運ぶ」感覚を磨き、距離感のバラつきをなくす方法をレッスンします。
フェースにできるだけ長くボールを乗せる

私は、キャリーとランがおよそ半分ずつになるピッチ&ランのアプローチをスタンダードにしています。構えは少しオープンスタンス、ボール位置はセンターよりも少しだけ左に置き、フェースはスクエア、もしくは少しだけ開く。
体重配分は右足4、左足6くらいで、この左足寄りの加重をスイング中もキープするとヘッドの最下点が安定するので、ボールをフェースの芯でとらえられます。
ポイントはインパクトでボールを「パチン」と弾くように打つのではなく、フェースに長く乗せて運ぶこと。そのために私は、インパクトからフォローにかけて“フェースでボールを包み込む”イメージで振っています。これは距離感のバラつきを防ぐコツにもなりますよ。

前傾角に沿って体を回す

ボールを包む動きは、手先ではなく体の回転で作る。前傾角に沿って体を回しながらヘッドを左へ振り抜いていけば、フェースが自然にボールを受け止めるような動きになるため、インパクト時のロフト角も安定する
振り幅を決めたらリズムよく振り抜く

ターゲットを見て、素振りをしながら振り幅を事前にイメージ。このときバックスイングとフォローの大きさは左右対称になるようにしよう。これを決めたらフォローの位置までリズムよく振るのが、ミスを防ぐポイント
キャリーとランは5:5

キャリーとランの割合は5対5を目安にすると距離感を作りやすくなる。使用するウエッジの番手(ロフト角)はこの割合で打ちやすいものを選ぼう
クラブが上から入りダフらず正確に打てる

ピッチ&ランを成功させるには、構えるときに体の軸を真っすぐにしたまま、体重を左足に乗せることがポイント。体重配分は左6対右4くらいが目安で、スイング中に体重移動を行なう必要はありません。
そして、体の左サイドが伸び上がらないように、左ヒザの角度を保って打つ。インパクトまでその角度を保てば、クラブが上から正しく入り、ミート率がよくなります。
クラブは短く握り、体の回転を使ってボールをとらえることが鉄則。手先を使うとダフりやすくなるので注意してください。
右手首の角度もチェック

右手首は固めず、アドレス時の角度をできるだけ保つことが大事。手先を使うとその角度がほどけやすくなり、ダフリのミスを招いてしまう
左ヒザが伸びると大ダフリ

左ヒザを含めた体の左サイドが伸び上がると、上体が右に傾く。すると、ヘッドが早く落ちてボールの手前を叩いてしまう。これが大ダフリの原因だ
左ヒザの角度を変えない

構えたときの左ヒザの角度をインパクトまでキープ。体重を左足に乗せたままスイングすれば、その角度を保ちやすくなり、クラブが上から正しく入る
体の軸は真っすぐ

「アドレスは体の軸を真っすぐにして、6対4くらいの左足体重にします。ボールをどこに落としてどう転がすか、キャリーとランの割合をイメージし、それに適したクラブを選択しましょう」(林)

