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山口県長門市の古い鉄工所が大変身! 女子ラグビーチームが作った3世代の“居場所”

山口県長門市の古い鉄工所が大変身! 女子ラグビーチームが作った3世代の“居場所”

みんなの新しい居場所に

天井が高く開放感がある「SWEET AS」内のスポーツコート

「SWEET AS」の中にはバスケットボールやバドミントン、ソフトバレーなど、さまざまなスポーツが楽しめる屋内スポーツコートがあるが、元々、鉄工所だった構造を生かしてリノベーションをしているため天井が高く開放感は抜群。さらに、9面ものトランポリンがあるコーナーもあり、広々とした空間でトランポリンを楽しむことができる。どちらも、隣接する施設内のカフェやレストランから眺めることができるのも特徴的だ。

レストランやカフェスペースからガラス越しに見学できるトランポリンコーナー

「ゆったりできるようなレストランエリアでお茶や食事をしながら、子どもたちがスポーツをしたり、トランポリンで遊んだりする姿を安心して見られるようにしたいというのは、ヤマネ鉄工建設さんからの要望でした。実際、狙い通りの使い方をしていただいているようで、それも『また来たいな』という気持ちに繋がっているのかもしれません」(小谷さん)

多様な人々が「また来たい」と言ってくれるのは、当初の狙い通りではあるのだろうが、リノべるのブランド戦略部・吉村采真さんは、「SWEET AS」がまちの方にとってもひとつの「居場所」になっているのではないかと話す。

「私が訪問した時、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、子どもたち3世代でトランポリンをされているご家族がいたので、お話を伺ったんです。おじいちゃんおばあちゃんが長門市に住んでいて、お盆などで帰省するたびに『SWEET AS』に寄ってみんなで食事をするということでした。スポーツコートで遊んでいた方も、帰省のたびにここ来るんですとおっしゃっていました。帰ってきた時にまた行きたい、また集まりたいと思える居場所のひとつに『SWEET AS』がなっているんだと嬉しく思いました」(吉村さん)

最初はニュージーランドのクラブハウスをヒントにラグビーを中心とした複合施設を目指した「SWEET AS」だが、あるカップルから相談がありレストランウェディングを行うといった想定外の使い方もされるようになった。さらにはバスケットボールの3x3の大会をしたいなどという声もあるそうで、今後はいい意味で、想像以上の使われ方がされ、ますます賑わいそうだ。

「SWEET AS」で開催しているスポーツ教室について、辻﨑選手は「オープン当初からなので6年ほど経ちますが、その頃幼稚園生だった子どもたちが、もう小学校の高学年になっています。最初はスポーツが苦手だ、好きではないと言っていた子が、今ではすごい速さで走るようになったり、このスポーツ教室に参加するようになって体育の授業が楽しくなったと言っているそうです。ずっと続けてきてよかったなと思いますね」と話す。今はまだ蒔いた種がようやく芽を出したばかりだが、いつか、この子どもたちの中から、スポーツの日本代表選手が生まれる可能性だってある。「SWEET AS」は単なる複合施設ではなく、地域の未来を創る、大切な場になっているようだ。

text by Kaori Hamanaka(Parasapo Lab)
写真提供:ヤマネ鉄工建設株式会社/ながとブルーエンジェルス/リノべる株式会社

配信元: パラサポWEB

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