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「あの親、モンペだよね」と噂された母、担任が知った来校の理由

「あの親、モンペだよね」と噂された母、担任が知った来校の理由

「迷惑をかけたくなかった」

私はその場で職員室に戻り、保健室の先生にも来てもらって、お母さんと話す時間を作りました。娘さんが新学期から教室に入れず、保健室で過ごす日が続いていることは知っていました。けれど、毎日お母さんが学校に来ているとは知りませんでした。

「どうして、もっと早く相談してくださらなかったんですか?」と聞くと、お母さんは小さく首を振りました。「先生方に迷惑をかけてはいけないと思ったんです。私が見ていれば、それで済むことですから」仕事を早めに切り上げ、毎日この駐車場に通い続けて、半年近くになるのだといいます。

私たちが「困った保護者」と噂している間、このお母さんは雨の日も風の日も、ただ1人、娘さんのために立っていたのでした。

そして...

その後、私は職員室で同僚たちに、お母さんの本当の事情を伝えました。同僚たちは驚き、これからできる支援を話し合いました。それから、保健室の先生と私で、娘さんが少しずつ教室に戻れるような計画を立てました。

数カ月後、娘さんは短い時間でもクラスで過ごせるようになりました。お母さんが駐車場で待つ時間も、少しずつ短くなっています。あの雨の日、私が声をかけなかったら、お母さんはきっと今も、1人で雨の中に立っていたのだと思います。

「あの親、モンペだよね」あの噂は、私たち教師こそ、もっと早く立ち止まって考えるべきだった言葉でした。

(40代女性・小学校教諭)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

配信元: ハウコレ

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