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「モンペ」と呼ばれても学校へ通った母、教室に入れない娘を待った半年

「モンペ」と呼ばれても学校へ通った母、教室に入れない娘を待った半年

雨の日に声をかけられて

10月のある雨の日でした。傘を差したまま立っていた私に、担任の先生が気づいて声をかけてくれました。「お母さん、こんな雨の中、何をされているんですか?」

「すみません……ご迷惑をおかけして……」とっさにそう口にしてしまいました。先生は「毎日、ここに立っていらっしゃったんですか?」と聞きました。ごまかすこともできたはずでした。けれど雨の中、傘を差しながら立つ自分の姿を見られた瞬間、もう隠していてはいけないと感じたのです。

「あの子が、教室を抜け出してしまった時、すぐに迎えに行けるのは私だけなので」そう打ち明けると、先生は驚いた顔で私を見つめていました。

職員室に通された後、先生は「どうして、もっと早く相談してくださらなかったんですか?」と私を見つめます。私は首を横に振って答えました。「先生方に迷惑をかけてはいけないと思ったんです。私が見ていれば、それで済むことですから」

そして...

あの日から、担任の先生と保健室の先生が、娘のために動いてくれるようになりました。少しずつ、教室に戻れる時間が増えていきました。

先日、娘が学校から帰る道で、ふいに私に言いました。「お母さん、今日ね、お友達とお弁当を一緒に食べたんだよ」控えめだけれど、確かな笑顔でした。

駐車場に通う日々は、誰かに認められたくて続けたものではありません。ただ、あの子の傍にいてあげられる場所が、私にはそこしかなかったのです。「モンペ」と呼ばれた半年は、私にとって、母親としてできることを続けた時間でした。

(30代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

配信元: ハウコレ

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