マン・イン・ザ・ミラー
マイケル・ジャクソンの生き方、哲学、主張などがひじょうにうまくまとめられた一曲に「マン・イン・ザ・ミラー」がある。
この曲自体はクインシー・ジョーンズの秘蔵っ子の一人でもあるサイーダ・ギャレットとグレン・バラードが書いた曲だが、サイーダが「マイケルに完璧に合う曲が書けた」とクインシーに直訴したという曲。
マイケルもこれをすっかり気に入って、以後のライヴでも必ず歌われるようになり、ある種マイケル本人の「アンセム」(賛歌、テーマ曲)となった。
「世界を変えたいなら、鏡に映る自分からまず変わらないと」というひじょうに普遍的なメッセージをもつ。マイケルが感じていた人種差別、戦争、地球上の問題など、世界を良い方向に変えたければ、まず自分の意識を変えないと、と訴えかける。
31年前のアース・ソング
今から31年も前(1995年)に、地球の温暖化に警鐘を鳴らした「アース・ソング」という曲がある。
温暖化がもたらす地球の悲鳴をマイケルはすでにそのころから独特の感性でキャッチしていた。
この曲のショートフィルムはまさに地球環境の激変、そしてそれに関連する生態系の変化、それがもたらす自然災害あるいは人類への影響などへの警鐘を描く。
元アメリカ副大統領アル・ゴアが地球温暖化問題に警鐘を鳴らし始めたのが2000年代初め、同問題を描いたドキュメンタリー『不都合な真実』が公開されたのが2006年だから、それよりも10年以上早く問題を認識したことになる。

