結局、来てくれるお客さんが全て
──実際にラーメンを作ることによって、SUSURUさんは評論をする側から評論をされる側になりました。ご自身の中で心境の変化はありましたか?
口コミを気にするようになりましたね。全員に刺さるようなラーメンを作るのは本当に難しいことだなって思います。たまにSNSでお客さんの口コミにキレるラーメン屋の方とかいらっしゃるじゃないですか。その気持ちもわからんでもないというか、ちょっと共感できるんですよね。
ただ、僕は絶対に文句を言いません。これもネットで生き残っていく上での術なんですけど、1ミリでも自分の言い訳を混ぜて発信してしまうと、悪評に対して火に油を注ぐような状況になってしまうんですよね。あらゆる人の謝罪動画を見てきたので、僕にはわかるんです。
──とはいえ、店の味やシステムには適宜改良を加えていますよね?
そうですね。例えば卓上のカップに刺すタイプの箸箱を引き出し式に変えたり、レンゲを取りづらい位置に置くのではなくて最初からラーメンに添えて提供したり、ちょっとした意見に関しては積極的に取り入れています。そういうところに突っかかって炎上したラーメン屋をいくつも見てきたので(笑)。結局、来てくれるお客さんが全てなんです。
後編に続く
取材・文/風間一慶 撮影/杉山慶伍

