「プライベートは知りたくない(笑)」林遣都さんへのリスペクト
再びタッグを組む、林遣都さんとの再会はいかがでしたか?
このポスター撮影の日が再会の日だったんですけど、なんだか照れくさかったですね。なんかね(笑)。
久しぶりの再会だったんですか?
テレビ局の撮影現場で違うドラマを撮っていて、隣のスタジオで「おお、久しぶり!」「元気?」って……なんか照れくさくなっちゃうというか(笑)。久々で緊張していましたね。
安田さんから見て、今の林さんはどのように映っていますか?
大好きなんですよ、林さんのことが。何が好きなのって言ったら、プライベートとか一切知りたくないくらい。大好きな人って、それ以上見たくないじゃないですか。のぞき見したくないじゃないですか。林遣都さんはずっと今いっしょに稽古していますし、芝居していますけど、全然飽きないし、お芝居されているときの輝きとかが素晴らしくて。ずっと魅せられています。より頼もしくなってらっしゃいますね。30代の男性の色気をどんどん醸し出すもんなんだなぁって改めて思いました。非常に頼もしいし、スキルも上がってらっしゃるし、舞台に対して、芝居に対して、夢中で取り組む姿勢がより大きくなっているなっていう。2人でやっているときの芝居の楽しさや、呼応していく感じ、グルーヴができていく感じとか、そういうのがもうたまらなくて。彼と2時間の舞台を共有できる、独り占めできるっていうのは、幸せなことだと感じています。それくらい僕にとっては魅力的な素晴らしい俳優さんです。
ストイックすぎる滞在先ルーティン
今回、安田さんは企画の段階から作品に携わっていらっしゃいますが、作品づくりで意識したことはありますか?
CGやホログラム、LEDを駆使して、いろんな仕掛けがあって楽しいというのもあると思いますけど、この舞台は肉体を動かすことによる熱量の素晴らしさ、動くことで人間というのはこんなにも思いを届けることができるんだということ、そこを感じてもらえたらすごくうれしい。もし僕が学生の頃にこれを見たら、舞台をやっただろうなって思います。そして、この芝居の中身がうまく今の御時世にマッチしているというのも思いますね。なんでマッチするのかっていうと、普遍性みたいなものが、坂元さんが書かれた本にはあるのかなという気がします。自分としては、いろんな今あるものを取り入れるというよりかは、子どもの頃に見ていたもの、そこをどう入れていくか。「志村、後ろ!」とか、そういったものからヒントを得ることが今回多かったんじゃないかなと思います。子どもから大人まで楽しんでもらえるものを目指すことって、とってもやりがいがあって、自分にとって難しいことなんです。例えばおもしろいものっていったときに、子どもから大人まで絶対に笑ってもらえるものはなんだろうとか、怖いんだけど笑っちゃうものってなんだろうとか。
今回、東京、札幌、大阪と巡られますが、ホテルでの過ごし方など「公演中のルーティン」はありますか?
劇場に早く入ってもしょうがないから、部屋でできることをやればいいんじゃないかって。それで舞台のときは、ホテルの部屋でも歌えるカラオケの防音メガホンあるじゃないですか。それを……(発声を実演してくれる)……隣室のご迷惑にならないように、ずっとやっています。それがルーティンです(笑)。
地方公演のときの過ごし方はいかがですか?
これもルーティンを大事にしていて。芝居できる喜びが何よりも勝っているので、とにかく舞台が終わったらホテルに戻る、お風呂に入る、ストレッチする、で寝る。そして起きる、体固まっている、鼻うがいする、ストレッチする、発声する、セリフを全部さらう、そしたらもう劇場に入る時間だ、という感じです。「休憩中の楽しみはなんですか?」って聞かれたら、一番大好きな芝居をするための準備時間ですって答えますね。これは間違いない。だから、どこに行こうがやることは変わりません。

