【Hint20】「コンパクト」で効率を上げる
短く持ったら飛ばないはウソ!

アイアンが苦手な人は、グリップを短く持ってみましょう。長く持つよりも、振りやすい、クラブが操作しやすい、軽く感じるからリキみが抜ける、ボールをミートしやすい、ミートすると飛距離も安定するなど、じつはいいことずくめ。
「飛ばなくなる」と思いがちですが、ミスヒットがなくなってボールへの当たりがよくなりインパクトが厚くなれば、長く持つより絶対に飛びます!グリップを「短く握る」を試して、たくさんの利点を肌で感じてくださいね。

クラブを短く握ることはマイナスではない!スイングが安定するし、ミートもしやすくなる。ボールに効率よくパワーを伝えられるので飛距離も落ちるどころか伸びる人もいる
【Hint21】飛ばしに大事なのは効率のよいインパクト

速く振る、強く叩く以上に大事なのが「効率のよいインパクト」。アイアンでは、ハンドファーストの形でミートするとエネルギーがボールに効率よく伝わる。それを容易にするコツがコンパクトスイングだ。
【Hint22】自然に、トップがコンパクトになる

クラブを長く持つと、クラブが重たく感じるので大きく振り上げてしまう(×)。ところが「短く持つと意識しなくてもトップが自然に小さくなるんですよ」と藤本
【Hint23】コンパクトでも「体で打つ」は一緒!

スイングの大きさは時計の文字盤でいうところの9時、3時で止める。コンパクトなスイングでも手打ちにならないように、必ず「体を回転させて」打つ。
【Hint24】ショットの乱れの修正法
地面スレスレのヘッド軌道で打つ!

ボールの前後20センチくらいでヘッドを低く長く動かすと、ボールをうまく拾って打てる。ロフト角どおりにインパクトできるのでタテの距離も安定する
アイアンショットの定番であるダウンブローで打っていたら、インパクトや球筋がバラつくようになった。そんなときは、ダウンブローをやめてレベルブローで打ってみてください。
バラつく原因はヘッドの入射角が鋭角になりすぎて、インパクトが点になっているため。地面スレスレ、マットや芝を擦るくらい低く長い入射角のヘッド軌道にしてインパクトを線にしてください。すると、ボールを真ヨコから打つインパクトになるので、スイングの最下点や打点がズレにくくなる。番手のロフト角どおりにヒットできるから、球の高さやスピン量、飛距離も安定する。
過度な打ち込みを修正して、調子を取り戻しましょう!
【Hint25】過度なダウンブローはバラついてしまう

上から打ち込みすぎると、ボールを正確にとらえにくくなってしまうので過度なダウンブローはNG。スピンがかかりすぎるので打球の曲がりが大きくなり、タテの距離もバラつきが出てしまう。
【Hint26】ボールに近づくとクラブが寝ない

真ヨコから打つとダウンスイングでクラブが寝やすくなるのは、通常よりもボールに近づいて構えて、スイング軌道をアップライトにすると防げる。
【Hint27】「ボール手前から」でもトップをコンパクトにすればダフらない

ヘッドをボールの20センチくらい手前に下ろすイメージで払い打つ(右)。「ボールの手前に振り下ろすとダフってしまう人はトップの位置を低くしてください。スイングをコンパクトにするとクラブが操作しやすくなるので、ダフらずヘッドを低く長く動かせます」(仲宗根)
いかがでしたか? アイアンのHintをぜひ取り入れてみてください!

レッスン=小西たかのり
●こにし・たかのり/1992年生まれ、東京都出身。175㎝、81㎏。2012年にプロテスト合格し、翌年の「日本プロゴルフ新人選手権」で優勝。昨年「前澤杯」でツアー初優勝を遂げた。フリー。

レッスン=鶴岡果恋
●つるおか・かれん/1999年生まれ、神奈川県出身。166㎝。25年は「大東建託・いい部屋ネットレディス」と「北海道meijiカップ」で2位に入るなど活躍。今季は悲願のツアー初優勝を目指す。明治安田所属。

レッスン=原 江里菜
●はら・えりな/1987年生まれ、愛知県出身。162cm。08年「NEC軽井沢72ゴルフ」でツアー初優勝。15年「大東建託・いい部屋ネットレディス」で2勝目をあげる。多くの選手に慕われるプロ入り18年目のベテランプロ。NEC所属。

レッスン=藤本麻子
●ふじもと・あさこ/1990年生まれ、岡山県出身。164cm。11年「伊藤園レディスゴルフトーナメント」でツアー初優勝。24年はステップアップツアーの「サロンパスレディス」で優勝。三愛石油所属。

レッスン=仲宗根澄香
●なかそね・すみか/1992年生まれ、千葉県出身。160cm。15年のプロテストに合格。抜群のコントロール性が武器のショットメーカー。ステップアップツアーで通算4勝をあげている。Sky所属。
構成=小山俊正、岡田豪太、鈴木康介
写真=田中宏幸、相田克己、高木昭彦

