映画ライター斎藤香が拝見した最新映画の中から、おすすめ作品をひとつ厳選して紹介します。
今回ピックアップするのはアカデミー賞俳優、アン・ハサウェイとジェシカ・チャステインがママ友同士を演じる『隣人たち』(2026年7月24日公開)です。試写で鑑賞しましたが、めっちゃスリリングなママ友サスペンスでしたよ〜、というわけでご紹介いたします。では物語から。
【物語】
舞台は1960年代のアメリカ。隣同士の家に住むセリーヌ(アン・ハサウェイさん)とアリス(ジェシカ・チャステインさん)には、それぞれ同じ年の息子がいました。息子たちもママたちも仲よしです。
しかしある日、マックスが自宅のバルコニーから転落し亡くなってしまいます。このときからママ友関係に変化が訪れるのです。
【息子の死がママ友の関係を崩していく】
冒頭、セリーヌが出かけたあと、彼女の家にアリスが入っていくのを見てギョっとしました。「人の家に勝手に〜」と思ったら、セリーヌのお誕生日のサプライズパーティを仕掛けていたのです。信頼しあっているふたりはお互いの家の鍵を共有するほどの仲。
経済的にも同レベルで同じ年の息子がいるお隣さん同士「子育ての情報を共有しましょ」みたいなノリだったんじゃないかな。
しかし、前半早々にセリーヌの息子マックス(ベイレン・D・ビエリッツさん)が亡くなってしまうのです。ひとり息子を失い絶望するセリーヌ。マックスが2階のバルコニーの手すりにのぼって遊んでいたのを見ていながら助けられなかったアリスも罪悪感に苦しみ、ふたりの関係はギクシャクしていきます。

