【アリスの静かなる暴走が怖い】
アリスはしばらく息子を失った心の穴を埋められなかったのですが、アリスの息子・テオ(イーモン・オコンネルくん)を可愛がることで心の均衡を保つようになっていくのです。
でも、そうなるとアリスはおもしろくない。内心「うちの息子なんですけどっ」という気持ちだったと思うけれど、表に出さず「セリーヌの行動はなんかおかしくない?」と怪しむようになるんです。
また、テオは「マックスのママ、かわいそう」と思っていたのかセリーヌの家にたびたび遊びにいくように。でもまあここまでは「ママ友関係がギクシャクしているな」程度に思っていたのですけれど、このあと “ある人物” が亡くなり、他殺の可能性が浮上。
ここから本作は狂気へと走っていくのです!
【後半の意外な展開にびっくり】
ネタバレになるので多くは語れないのですが、「そこまでやる?」というのが正直なところ。そして、テオの気持ちもわからないですね〜。私がアリスだったら、かなりショック受けると思う。いくら仲がよくても近すぎる関係ってよろしくないんだなと思いましたね。
人間関係、信頼しあっていてもある程度の距離は必要です。
狂気に走っていくママ友サスペンスである本作、主演がアン・ハサウェイさんとジェシカ・チャステインさんという実力派俳優だからヒリヒリ感がすごい。
芝居対決の一面もあり、ふたりの演技と存在感で作品レベルを上げていると言っても過言ではありません。演技バトルにも注目してください!
執筆:斎藤 香(c)Pouch
Photo:(c) 2023 MINSTINCT INC. ALL RIGHTS RESERVED.
『隣人たち』
2026年7月24日(金)より全国ロードショー
監督・撮影監督:ブノワ・ドゥローム
脚本:サラ・コンラット
出演:ジェシカ・チャステイン、アン・ハサウェイ、アンデルシュ・ダニエルセン・リー、ジョシュ・チャールズ
原作:オリヴィエ・マッセ=ドゥパス『母親たち』

