私(佐藤)にとって飲むアイスの「クーリッシュ」は夏の必需品である。冷凍庫に最低1個は常備し、暑さに耐えかねる日には必ず1個摂取している。
そのままでも十分に美味しいのだが、最近「クーリッシュ愛好家」の間ではヨックモックのシガールに注入して食べるアレンジが流行っていると、SNSで見かけた。
そんなクーリッシュアレンジを、販売元のロッテが自ら商品化したのをご存知だろうか? そのアレンジは、なんとあんぱんに注入するというものだ。都内の老舗ベーカリーとタッグを組んで、「クーリッシュ専用あんぱん」として販売している。
控え目に言って天才的な発想! 考えた人に拍手を送りたい! その販売店舗に行って実際に食べてみたら、想像通り、いやそれ以上の美味しさだった!!
・誰も買おうとしない理由
この商品企画の発起人は、アイス研究家のシズリーナ荒井さんである。
ロッテのニュースリリースの開発秘話で、荒井さんはこの商品を「“飲むアイス” と “食べるあんぱん” のいいとこ取りをしたような新感覚スイーツ」と説明している。たしかに、ありそうでなかった新スイーツと言っていいだろう。
販売しているのは、東京・三鷹市の老舗ベーカリー「トーホーベーカリー」だ。2026年6月29日より期間限定販売とのこと。
お店はJR三鷹駅からバスで約10分。徒歩なら25分ほどで着く場所にある。お店に行ってみると、初訪問なのにどこかで見たような店構えだな……。
私の脳裏に浮かんだのは、千葉・船橋の有名ベーカリー「ピーターパン」だ。ここだけでなく、以前千葉県を中心に店舗を展開している「石窯パン工房」系のお店に雰囲気が似ている気がする。
トーホーベーカリーの壁面に描かれている、パンを焼く姿のおじさん(?)は、ピーターパンのおじさんと左右対称で同じポーズ。これはもしかすると、製パン事業のコンサルティングを行う「株式会社ダイユー」の影響なのだろうか?
それにしても、店内に入れないほど人が並んでいる。平日昼でこの混雑具合だと、週末はもっとだろう。その証に、店前には行列用のポールが並んでいる。やはりここも石窯パン工房系同様に、曜日時間を問わずに大人気のようだ。
少し待って入店すると、店内には所狭しとパンが並んでおり、次から次へと焼きたてが売り場に投入されている。品数は50種くらいあるだろうか。全部美味そうで目移りしちゃうけど、私の目的の商品はひとつ。そう、クーリッシュ専用あんぱん(税込356円)だけである。
見つけたけど誰も手をつけている様子がない。その理由について商品説明を見て理解した。販売しているのはパンだけだと思ったら、ミニサイズのクーリッシュもついてくるらしい。
買う手間が省けるのは有難いけど、今アイスを渡されても、持ち帰るまでに溶けちゃう。それでみんな買わないんじゃないかなあ。
・天才的な味の組み合わせ
幸い、店の外に椅子とテーブルがあるので、私はそこで食べて帰ることにした。さすがに家まではもたんのでね……。
あんぱんはクーリッシュと合わせることを考慮して、パンの中に空洞を作り、甘さを抑えたつぶあんを入れているのだとか。
さっそくクーリッシュ注入! トップの生地が薄いところに、クーリッシュをぶっ刺す。
ところが、クーリッシュがキンキンに冷えているのでなかなか出て来ない。何度かもみほぐして、グッと中に押し込む!
多分中まで入ったと思う。いかんせん、手ごたえがないので、どのくらい入ったのかわからないけど、入ったでしょう。
半割にしてみると、いい感じで黒い餡子(あんこ)と白いクーリッシュが混ざりあってる! バニラアイスとつぶあんの相性は、いうまでもなくかなり良い。あんこの甘さと冷たいアイスのマリアージュは、暑い日にこそ格別の美味しさを感じさせてくれる。
お店に行けない人は、好みのあんぱんにクーリッシュを注入すれば、同じように味わうことができるぞ。できれば、少し空洞のあるタイプのあんぱんを選ぶと、うまくクーリッシュを注入できるはずだ。入れ込むときはしっかりもみほぐすことをオススメする。
なお、トーホーベーカリーのこの商品、販売終了時期は未定なので、気になる人は早めにお買い求めを!
