百聞は一見に如かず! 理解が深まったデモ展示
高精細なバックライト制御が実現する画質の違いは、2列のLEDバックライトを搭載するテレビと4列のMini LEDバックライトを搭載するテレビの比較から理解できます。より精密な制御ができるMini LEDバックライトは、画面の暗い部分は暗くして必要な個所を明るく照射することができるので、色彩・輝度・コントラストが2列のLEDバックライトより優れていることが分かります。特に円のパターンが回転する映像では、動きの滑らかさとコントラストが一目瞭然でした。
SQD-Mini LEDと、バックライトにRGB3色のLED光源を搭載するRGB-Mini LEDの比較展示も。SQD-Mini LEDでは元の映像が想像できるレベルでバックライトが詳細な描写をしているのに対して、RGB-Mini LEDはバックライトの像が粗く、ボンヤリして見えます。
バックライトを拡大して写すと、その違いがよく分かります。SQD-Mini LEDは青色のLEDを高密度で実装できるのに対して、RGB-Mini LEDは同じ面積にR・G・Bの3色の光源を用意する必要があるため、スカスカに見えてしまいます。
SQD-Mini LEDの高精細なバックライト制御の優位性は、中国大手ECサイト京東(JD.com)が深圳に実店舗を構えるJD MALLの店頭でもアピールされていました。分割数の多いLEDバックライトと量子ドット層により、色彩とコントラストが優れることが一目で分かるモデルが展示されています。
複数台のテレビを並べて映像を比較できるデモルームも体験することができました。写真では左側にあるのがSQD-Mini LED、右側にあるのがRGB-Mini LED。
赤い飛行機に乗ったペンギンのキャラクターを表示する映像では、RGB-Mini LEDはキャラクターの白い部分が赤色に染まって見えます。色の四角形に白の十字を表示する映像では、RGB-Mini LEDは白の十字に色にじみが発生していることが分かります。SQD-Mini LEDはスーパー量子ドットとウルトラカラーフィルターにより、高レベルな色の再現性を実現していることが体験から理解できました。
パネル工場で先端製品と生産ラインを見学
深圳市にあるCSOTは、半導体用シリコンウェハーや液晶パネルの製造拠点となる大規模な工場。マザーガラスからテレビ用パネルを切り出し、TFT基板とカラーフィルター基板を製造する工程はロボットによる自動化が進み、ほぼ無人だったことに驚いたのですが、残念ながら撮影は禁止。
工場のショールームでは、最新の11世代(3370mm×2940mm)の巨大なマザーガラスの展示や地球最大という115インチのQD-Mini LEDテレビ、CSOTから他のデバイスメーカーに供給する折りたたみディスプレイなど先端製品の事例を見ることができました。
供給先のロゴが並ぶ展示を見ると、ソニーやパナソニックを含む各国の著名メーカーがズラリ。パネルメーカーとしてのスケールと市場での存在感を実感することができます。
