“回る”と“蹴る”を一連の動作で行ない
「ラグ」を使って加速力アップ

みぞおちを右に先行させて動かすテークバックでもラグが生じるが、これも〇。トップにたどりつく前に、みぞおちを左に動かす切り返しでのラグ、加えて地面を強く蹴ることでヘッドの加速力が上がる。飛ばしの高等テクだが、50歳までの習得を目指してスイングを磨こう!
前述した「みぞおちを動かす」は上半身、「抜重しての地面反力を使う」は下半身。その両方のシークエンス(連続・順序)をフル稼働させて飛ぶスイングを作り上げていきます。おさらいすると、バックスングではみぞおちを右に動かし、切り返しでは抜重と回転からの伸展(蹴り上げ)で打ちますが、みぞおちはトップにたどりつく前に左へ動かし先行させる。するとクラブと体との動きに「ラグ(遅れやズレ)」が生じますが、これも飛距離アップのテクニックのひとつ。

このラグのメリットは、速度が上がること。たとえば、体の動きに遅れたクラブは、その遅れを取り戻し、さらには追い越そうとする性質をもっている。飛ばしにおいては、このラグを意図的に作り出したり、体感することを追い求めてください。

レッスン=石井 忍
●いしい・しのぶ/1974年生まれ、千葉県出身。ツアープロからコーチに転身し、エーススゴルフクラブを主宰。都玲華、手束雅などのツアープロやプロの卵の指導、サポートのほか、国内外のトーナメント解説者としても活躍中。
写真=相田克己 協力=南茂原カントリークラブ

