●防犯意識を社会全体に広げるために誕生
デジポリスは、警視庁が16年3月にリリースした防犯アプリ。開発のきっかけとなったのは、特殊詐欺被害への危機感だった。当時の防犯啓発は高齢者向けが中心だったが、警視庁は「高齢者だけに注意喚起しても限界がある」と判断、被害を防ぐためにはスマートフォンに慣れた子ども世代や孫世代から家族へ働きかけてもらう必要があると開発に踏み切った。
そこで目を付けたのがスマートフォン(スマホ)だ。利用者が常に携帯しているスマホを通じてリアルタイムで防犯情報を届けることで、多くの人に迅速な注意喚起ができるようにした。
●いつでも手元で確認できる
従来の防犯活動として、チラシ配布や地域巡回などがある。これらは対面で情報を伝えられるメリットがある一方、犯罪発生情報や新たな詐欺手口を、迅速に、広範囲に知らせることは難しい。その弱点をデジポリスが補うというわけだ。
アプリを開くだけで、東京都内で発生している犯罪情報や防犯情報、注意喚起をリアルタイムで確認できる。また、「メールけいしちょう」で配信された情報も自動反映されるため、常に最新の防犯情報を把握できる。防犯情報を「待つ」のではなく、「いつでも手元で確認できる」仕組みを実現したのだ。

