・食べてみた
パン自体が北京ダックのアヒルの丸焼きを模した形をしている『北京ダックパン』。その真ん中に肉系の具が入っている。食べてみたところ、生地は層状でサクサク系。いや、サクサクを越えてパリパリとも言える食感だな。揚げたみたいなパリッとした層が重なっているのでふわっとしたパン生地感ではなく、ザクザク感を楽しむ食感と言えるだろう。
具はおそらくアヒルの肉。見た目よりも中にたくさん入っててジューシーだ。このジューシーさと食感のコントラストはなかなかどうして面白い。
・独自の進化に感じるブーム
例えるなら何に近いかを考えてみたけど、そもそも日本だと、鶏肉ですら惣菜パンの具のメインになるのは珍しい気がする。チーズとかたまごとか入ってない、シンプルに味つけた肉とデニッシュが「ボン!」「ボン!」とある構成からすでに中国を感じた。
味のエレメントが少ないゆえに、それぞれが強い存在感を放っていて、肉を食べてる感覚が日本の惣菜パンの比ではない。それでいて中華料理の癖もないので、正直、日本人にもオススメできる味である。
ブームが来ると意味の分からない商品が発売されがちだが、逆説的に、独自の進化を遂げた商品が目につくかどうかはブームのバロメーターの1つと言えるかもしれない。
大陸的な発想でガラパゴス的パンが生み出されていた中国ベーカリーブームの最先端。今後も注目の現象であると言えよう。
