同僚と食事した精算を、間違えて彼女に送ってしまった。本当の理由を言えなかった僕の話

残業を終えて会社を出ると、同僚が一人、ロビーで僕を待っていました。元気がなさそうで、少しだけ話を聞いてほしいと言われたのです。断る理由もなく、僕は近くのお店に付き合いました。それが、あの精算メッセージの始まりでした。
彼が洗面台の棚で私の化粧品だけ奥にしまった。理由を聞けないまま、もやもやが募った話

洗面台の棚を開けて、私は手を止めました。いつも手前に並べていた私の化粧品が、ぜんぶ奥のほうへ押しやられていたのです。手前を陣取っていたのは、彼の整髪料と歯ブラシ。ただ位置が変わっただけと思おうとするほど、もやもやとした気持ちが離れてくれませんでした。
