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平日の『うかい鳥山』は超穴場だ!里山の合掌造り×朴葉焼き会席がリーズナブル

平日の『うかい鳥山』は超穴場だ!里山の合掌造り×朴葉焼き会席がリーズナブル

首都圏在住者にとって、身近な低山の代表格といえば八王子の高尾山でしょう。2007年にフランスの『ミシュランガイド(ミシュラン・ボワイヤジェ・プラティック・ジャポン)』で富士山とともに3ツ星を獲得して以来、いまや“世界一訪問者数が多い山”といわれますし、山のビアガーデンや麓(ふもと)の冬そばキャンペーンといったグルメも人気です。

加えて今回推したいのが、国内外でラグジュアリーな飲食店を中心に手掛ける『うかい』グループが高尾で展開する炭火焼料理店『うかい鳥山』(東京都八王子市南浅川町3426)。実は同社の1号店がここであり、本社もすぐそばにあります。

こちらのお店には、記念日など特別な会食で行くイメージがあると思いますが、実は今春から平日昼限定のお得なコース『合掌造りで味わう朴葉焼きランチ』がはじまりました(要予約/11:00~15:00(14:00L.O.)。なんと5500円(サービス料別)で優雅な非日常体験を満喫できる、このプランをレポートします。

約60年前に雪国から移築した屋敷が迎えてくれる

『うかい鳥山』の最寄りは、京王線『高尾山口駅』。駅前から予約不要の送迎バスが20分間隔で出ているのですが(10~19時)、このサービスからして驚かされます。

駅からは、7~8分で『うかい鳥山』目の前へ。あふれる緑と荘厳な伝統建築の数々に、ここが東京であることを忘れてしまうような、不思議な感覚に包まれます。

今回紹介する『合掌造りで味わう朴葉焼きランチ』は、数ある建物の中でも代表的な合掌造りのお屋敷でいただきます。ここはもともと、雪深い富山県・五箇山(ごかやま)にあった邸宅で、1968(昭和43)年に移築されました。

ちなみに五箇山は、岐阜県の白川郷と並ぶ有名な合掌造りの集落。ともに人々が実際に生活する“生きた世界遺産”であり、県は違うものの20〜30kmの距離感で、同日に両方を巡る観光ルートも人気です。

食事を味わうのは1階の大広間ですが、前後に2階や3階も見学もできます。ここには昔の生活を思い起こさせる暮らしの道具や調度品、鎧兜に火縄銃といった武具などが並び、さながら博物館といえる設(しつら)え。他店でも、レストラン自体が美術館のようになっている『うかい』らしさがここにあります。

大広間の内観も、開放的で圧巻。実際に使われている囲炉裏(いろり)を配した純和室の空間にテーブル席が用意され、窓の外に広がる大自然を愛でながら優雅なランチを楽しめます。

特選鶏の朴葉焼きがメインの贅沢な和会席

料理の内容は、飛騨や五箇山に息づく山里の味・朴葉(ほうば)焼きをメインとした和会席。季節の前菜からはじまり、この日の献立は『わらびの山かけ』『胡麻とうふ』『大和丸なすの揚げ出し』をいただきました。

『わらびの山かけ』には、『うかい』が誇る夏の味覚のひとつ、秋田県三種町森岳(もりたけ)の『じゅんさい』が使われています。続く手打ち蕎麦のかき揚げにも初夏の新玉ネギや桜海老などが用いられ、どの皿にも旬の魅力が凝縮。季節感あふれるおいしさでした。

手打ち蕎麦は、季節などによってそばの実の産地も都度吟味しています。この日は群馬産でした。そばつゆはマグロのうまみを生かした塩だしで、上品な清涼感と香り高い蕎麦の風味が楽しめました。

メインの朴葉焼きは、2024年11月に惜しまれながら閉店した、奥高尾の懐石料理店『うかい竹亭』で親しまれてきたスペシャリテの復刻版。契約農家が育てる『うかい特選鶏』を使用しており、+1000円で和牛ランプ肉に変更できます。

その味わいは、どこか甘やかであたたかみのある朴葉のアロマからして芳醇。鶏肉はプリッとハリがあってみずみずしく、噛めばふっくらジューシー。炭火で香ばしく焼かれた朴葉味噌のフルーティーなコクと相まって、至福のおいしさです。

あわせて供されるのが、けんちん汁と麦とろご飯。囲炉裏で調理されるけんちん汁はライブ感もさることながら、自家製の油揚げが存在感を放ち、ジュワッと汁をたっぷり吸いこんだ味わいが絶品でした。

そして麦とろご飯は、擂(す)った大和芋の滋味深いうまみと繊細なダシが調和。ふっくらもっちりとした麦ご飯はおかわり自由で、鶏肉や朴葉味噌とともに何杯でもペロリといけるおいしさでした。

ラストは甘味。登場したのは、沖縄県産と鹿児島県産の黒糖を使った水ようかんでした。コク深くも、シルキーな口当たりは涼やか。やさしい甘さですっきりした味が夏の風情ともマッチし、余韻まで心地いい気分で満たしてくれました。

配信元: ガジェット通信

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