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「新規IPなのにスゴイ…」カプコン決算を爆上げさせた「最新作」と、影の立役者とは

「新規IPなのにスゴイ…」カプコン決算を爆上げさせた「最新作」と、影の立役者とは

過去作がミリオンを重ねる、カプコンの強み

 もっとも、カプコンの好調ぶりを支えているのは『プラグマタ』だけではありません。

 全世界累計販売本数250万本を達成した『プラグマタ』の貢献は確かに大きいものの、同社には長年にわたり安定した収益を生み出す強力なシリーズ作も存在します。その代表格が「バイオハザード」シリーズです。

 今期の販売本数を見ると、2023年発売の『バイオハザード RE:4』が243万本を販売。さらに『バイオハザード RE:2』は142万本、『バイオハザード RE:3』も115万本を売り上げ、いずれも今期中にミリオンセラーを達成しています。

『RE:2』は2019年、『RE:3』は2020年、『RE:4』も2023年発売と、いずれも発売から一定の期間が経過しています。それにもかかわらず、今なお100万単位で売れ続けている点は、カプコンの強さを語る上で欠かせません。

 今期のシリーズ人気を後押ししたと思われるのが、『バイオハザード レクイエム』の存在です。Steam版ではレビュー総数が10万件を超えており、そのうち95%が好意的な評価を示す「圧倒的に好評」を獲得しています。ユーザー満足度の高さを示す象徴的な数字と言えるでしょう。

 その人気は販売実績にも表れており、『バイオハザード レクイエム』は発売日を含む前期だけで691万本を販売し、今期も114万本を記録。発売から半年足らずで、累計800万本を突破した計算になります。

 こうした最新作を楽しんだユーザーのなかには、シリーズの過去作にも興味を持つ人が少なくないでしょう。その受け皿として、『バイオハザード』の『RE』シリーズは理想的な存在です。また、シリーズ作品が各ストアで頻繁にセールの対象になっており、新規ユーザーがシリーズの過去作を遡りやすい環境も整っています。

 最新作が話題を集め、その人気が過去作へ波及する。そしてシリーズ全体の売上が底上げされる――この好循環こそが、現在のカプコンを支える大きな原動力なのでしょう。

 もちろん、こうした状況は決して簡単に実現できるものではありません。新規IPは認知を広げるだけでも難しく、競合作品との差別化も必要です。また、シリーズ作品は、従来の魅力を維持しながらマンネリ化を防がなければなりません。

 しかしカプコンは、『プラグマタ』で新規IPの成功という難題を乗り越え、『バイオハザード レクイエム』によってシリーズ作品の進化も実現しました。その結果、将来を担う新たなIPの確立と、既存シリーズのさらなる強化を同時に実現し、今回の好調な業績へと結びつけています。

「面白いゲームを作れば売れる」。言葉にすれば極めて単純ですが、それを継続して実現するのは容易ではありません。その難題を当たり前のように成し遂げているカプコンの動向には、今後も注目せざるを得ないでしょう。

配信元: マグミクス

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