風営法「1号許可」なしで深夜営業 違法摘発が相次ぐカラクリ
とはいえ、コンカフェ業界のすべてがアコギな商売をやっているわけでは当然ない。普通のバーとさほど変わらないほど良心的な料金で経営している店も確かにある。
だが、あまりにも店舗数が増え過ぎ、客の奪い合いが激しくなっているのが昨今の業界事情だ。正直者は馬鹿を見るとばかりに、マトモな商売をしている店ほど苦境に立たされていると言わざるを得なず、活況を博しているのは、実は「グレー」な経営店ばかりなのだ。
そもそもキャストが客の隣に座って接客するには風営法の「1号許可」が必要なのだが、この許可を取るのがかなり大変。その上、許可を取れば取ったで24時以降の深夜営業が禁止されてしまう。そのため、風俗営業には該当せず、深夜酒類提供飲食店としての営業開始届を出すだけで済む「普通のバー」を装っている店が多く、それが発覚して次々と摘発されているのが実状だ。
同程度の料金設定ならば、キャストをカウンター越しに接客させるより、隣に座ってイチャつかせる方が客が入るのは当然のこと。ましてや、ちょうど客の酔いも回って冷静な判断力を失う深夜帯の営業ができなければ、空くシャンパンも空かないわけだ。
こうした違法営業店の多くは「長く地元の客に愛される店にしよう」などとは1ミリも考えていない。「太く短く」を経営コンセプトに、あの手この手で客から搾り取る。
「例えば客とモメて営業形態が風営法に抵触して営業停止や禁止となっても店舗は即座に別の場所へと移動。キャストはそのまま別の「コンセプト」の服装へと着替え、舌の根も乾かぬ間にのうのうと営業している例も多いのです」(社会部記者)
【コンカフェ営業の闇2】に続く
『週刊実話 ザ・タブー』8月7日号より
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