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「吉本のキョンキョンを目指します!」 馬場園梓“恒例”の単独ライブ、今年は 初の名古屋公演も

ネタづくりは「没頭しすぎて食べたことも忘れて…」

――もうピンネタをつくる作業には慣れましたか?

そうですね。ようやく楽しくなってきました。いまだに、ここはツッコミがいてくれたほうがいいなと思うときや、何か題材を思いついても、これは1人じゃないほうが成立するなと思うことはありますけど、それも楽しんでできるようになってきましたね。

出典: FANY マガジン
撮影:とものかつみ

――1人のネタづくりはどのようにやっているんですか?

最初のアイデアは24時間体制で、常に湧いてくるのを待っている状態ですが、出てきたアイデアに向き合って、ネタとしてしっかり仕上げていく作業は、夜11時以降じゃないとできないんですよ。

子どものころ、お母さんが夜に働いていた影響もあるのかもしれないですけど、夜11時を過ぎると活気づいて、深夜がいちばんテンションが高まります。だから深夜ラジオをやりたいんです。

――その集大成となる単独ライブの準備は大変ですよね。

毎年大変ですね。一字一句、言い方や耳触りっていうんですかね、気に入ったものが見つかって仕上がるまで、そこから離れられない感じはあります。計画的な人が本当に羨ましいんですけど、今日はここまでやろうとか、ここからは明日に持ち越して、とか、そういうふうに進められないんですよ。次の日が休みやったら、夜の11時から、次の日の昼くらいまでやり続けたりしてしまうんです。計画的にできなくて、没入したら戻ってこられない。

その間はめっちゃ楽しいんですけど、没入しすぎて食べたこととかも忘れてしまって……。そのうえ、意外と几帳面なところがあって、食べ終わった食器はすぐに洗わないと気が済まない。食器をそのままにしておけば、食べた印になるのに、すぐに片付けるから、何を食べたかわからなくなる。それが恐怖で(笑)。でも、これはおばあちゃんの素晴らしいしつけなのでね。

出典: FANY マガジン
撮影:とものかつみ

「アホなこと言うてたな」と笑ってもらえるひとときに

――単独ライブは、ライフワークとして今後もずっと続けていくのでしょうか。

お年寄りになっても、床に臥すまでやり続けたいです。お客さんの前でネタをするときって、家族が集まって、みんなでご飯を食べているときに感覚が似ているんです。親戚みんなで集まって、近くにきたときに言えばいいようなことを、おじさんが遠くから話しかけてきたりする感じ。そういうアットホームで、気兼ねなく過ごせる時間が好きなんです。だから、そんな舞台の雰囲気は、しゃべれる限りずっと、のどちんこ取れるまで(笑)、味わっていたいです。

賞レースが多くなって、研ぎ澄まされた“作品”のようなネタが増えてきていますよね。それももちろん素晴らしいですが、賞レースは自分が面白いと思うものをわかってもらうとか、自分のステータスを上げるための戦いだから、結局は自分のためのものだなって思うんです。

でも、私はお笑いって“サービス業”やと思うから、お客さんが普段の生活を離れて息抜きしながら「あの人、アホなこと言うてたな」って、笑ってもらえるひとときを提供したいんですよ。

出典: FANY マガジン
撮影:とものかつみ

――今年の単独ライブはどのようになりそうですか。

例年通り、漫談とコントをやりたいと思っているんですが、まだ本数までは決まっていないですね。でも、いま浮かんでる題材は全部すごく気に入っています。ええ食材を見つけたから、どういう味付けにしようか、考える時間が楽しいし、仕上げていくのが楽しみです。食材がすごくいいので、絶対にお客さんにも気に入ってもらえるものができる自信があります。

配信元: FANY Magazine

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