長野県北部の北アルプス山麓に広がる、10のスキー場の総称「Hakuba Valley」。 この日本屈指のスノーリゾートをホームマウンテンにする、4人のトップライダーたちがいる。
技術選で活躍する基礎スキーヤーの野々山颯絵、日本を代表するフリースタイルスノーボーダーの岡本圭司、五輪にも選出された実力派フリースキーヤーの近藤心音、そしてフリーライドを主戦場とするスノーボーダーの加藤彩也香。
それぞれ異なるスタイルでHakuba Valleyを滑り尽くす彼らに、独自のテーマで厳選した「とっておきのコース」を教えてもらった。
景色に飛び込め、滑り手だけが知る白馬の特等席|野々山颯絵
Rider's profile
野々山颯絵 ののやまさえ
白馬村出身。幼少期からアルペンスキーに没頭し、現在は基礎スキーの世界へ。26-27季の全日本スキー技術選手権大会3位に輝く、いま注目の存在。
Instagram:@sae_nono
ゴンドラを降りたら、まず向かってしまう五竜の「グランプリコース」が何度も滑ってしまう好きなコース。広い圧雪バーンは大会や検定に向けた練習に最適。つい滑りに集中してしまいそうですが、ふと顔をあげれば、麓の景色に飛び込んでいくような贅沢な感覚に味わえます。春になるとモーグルコースも増えて、シーズンを通じて楽しめる場所です。
何度行っても飽きないのが岩岳の「Iwatake Back Bowl」。起伏だらけのコースのなかで、斜面に合わせていつも通り大回りしてみたり、地形に合わせて当て込んでみたり。こうして遊んでいる時が、一番上手くなっている気がします。
朝7時からリフトが動く五竜のサンライズ営業では、朝日に包まれながら滑る爽快感をぜひ体感してください。滑った人こそ分かる、至福のひとときです。
何度滑っても飽きないコースエイブル白馬五竜「グランプリコース」

Photo=Kazushige Fujita
スキー場最大の一枚バーン。抜群の眺望が魅力の中・上級者向けコース。朝イチは爽快な圧雪や新雪が楽しめる。コブ斜面も健在
難しくて面白いコース白馬岩岳スノーフィールド「Iwatake Back Bowl」

北アルプスの絶景に向かって滑り込む気分が味わえるエリア。極上のパウダーやツリーランを楽しめる人気の非圧雪ゾーン
パウダーもパークも。欲張る大人のHakuba Valley ルーティン|岡本圭司
Rider's profile
岡本圭司 おかもとけいじ
兵庫県神戸市出身。19歳でスノーボードを始め、シーンのトップへ上り詰める。2015 年に大怪我を負うも、不屈の精神で復活。現在はパラリンピックにも出場。
Instagram:@hywod_kj
Hakuba47 の「47PARKS」は、どんな天気や雪質の日でもクオリティが高く、僕のなかで外せない存在です。朝イチに別コースでパウダーやカービングを堪能したあと、ジャンプからジブ、地形までコンパクトに凝縮されたパークへ流れ込むのが鉄板ルーティン。
一方で、行くたびにワクワクさせられるのが栂池のツリーランエリアです。とにかく広大でルートを覚えるのも一苦労ですが、そのぶん毎回新しい発見があります。狙い通りのラインを引けたり、最高のパウダーが残るスポットを当てられた瞬間の快感は、言葉になりません。
雪があれば47、五竜、栂池を攻め、コンディションや混雑具合を見てその日の「正解」のゲレンデをチョイスする。自分なりのベストを追求できれば、Hakuba Valley の沼から抜け出せなくなりますよ。
何度滑っても飽きないコースHakuba47 マウンテンリゾート「47PARKS」

Photo=Tonko Takahashi
日本トップクラスの規模と質を誇るスノーパーク。初級から上級まで多彩なアイテムをリフト1本で楽しめる
難しくて面白いコースつがいけマウンテンリゾート「DBD」

事前レクチャーの受講が必要な特別管理の非圧雪エリア。極上の新雪と変化に富んだツリーランが味わえる
