NMB48の安部若菜の卒業公演が、8月4日(火)に大阪・難波のNMB48劇場で行われました。最後のステージに立った安部は、約8年半にわたる活動で培ってきた歌とダンスで会場を魅了。卒業セレモニーでは大勢のファンに感謝を伝えると同時に、新たな活動に向けた意気込みを語りました。

「寂しいけどすっごく楽しい」
安部は、2018年にドラフト3期生として加入して以来、2020年の24thシングル「恋なんかNo thank you!」で初選抜入りを果たす一方、2022年には小説「アイドル失格」(KADOKAWA)を出版しドラマ化されるなど、小説家としても活躍。そのほか、ゲームや落語など自身の“好きなこと”に真剣に向き合って活動してきました。
この日、劇場の開演前アナウンス、いわゆる「影アナ」を担当したのは安部です。「卒業公演を思いっきりかみしめたい」と意気込みを語ると、客席から熱い声援が送られ、劇場は早くも門出を祝う空気に包まれます。
ライブは「OUR STORY」で幕を開け、安部は温かな笑みと豊かな表現力で観客を魅了します。MCや自己紹介では、後輩の三鴨くるみから「わかぽんさんの夢の中に来るかも!」と語りかけられると、即座に「大丈夫です」と“遠慮”する掛け合いで笑いを誘ったほか、サプライズでファンが一斉に掲げた「みんな大好きわかぽん」のタオルを目にすると、感無量の表情を浮かべました。

現在の心境について「寂しいですけど、いまはすっごく楽しいです」と明かした安部は、先の卒業コンサートで口にした「今日なら地球が終わってもいい」という言葉を引き合いに出しながら、「今日こそ地球が終わってもいい」と改めて宣言。
さらに、この日、新ポジションを務めた同期の泉綾乃と目を合わせる場面が増えたことに触れながら、「同期としてうれしい」と笑顔を見せると、自身を慕う後輩の石山千尋には「今日はいっぱい目を合わせようね」と優しく声をかける場面もありました。
「恩返しは、まだまだこれからも終わらない」
ソロで魅せたユニット曲「美しく激しく咲く」では、凛とした佇まいで強い意志を表現し、グループの中心として歩んできた成長の軌跡を印象づけました。さらに、自身にとって思い入れの深い楽曲「全力グローイングアップ」では同期の泉、塩月希依音、6期生の新澤菜央とともにステージへ立ち、「最後にみんなで歌わせていただきました」と選曲への熱い思いを明かしました。

卒業セレモニーでは、ファンやグループへの感謝と今後の展望を力強く語りました。
「私は8年前にちくわを片手にNMBに入ってきて、ときにはこの劇場公演のことを“地下労働”と呼んだり、いろいろめちゃくちゃなこともしてきたんですけど、どんなことをしても受け止めてくれる皆さんの懐の広さに、すごく救われました。
NMB48だからこそ出会えた皆さんと、NMB48だからこそできたことは、これからもずっと私の誇りです。これまでずっと、自分をアイドルにしてくれたグループに何か恩返しがしたいと思って活動してきましたが、その恩返しは、まだまだこれからも終わらないと思っています。
卒業はしますが、“元NMB”というのはずっと続くことですし、卒業してからも自分が活躍できるように頑張って、NMBというグループをもっともっと誇れるものに、卒業後もしていきたいなと思っています。

卒業してからの大きな夢がありまして、私が大作家になってすごい権力を持ったら、あの手この手でNMBのメンバーをいろいろなものにねじ込もうという……。それは頑張ってかなえたいと思います。安部若菜の新しい小説が出たら、皆さんも“NMBのためだから”という心の言い訳をしながら、新刊を手に取っていただけたらうれしいです。
卒業後は吉本興業に所属します。これまでと同じように続くラジオもありますし、いまのファンクラブ『ROOMS』も続いていく予定です。卒業して、また新しい道に進んでいきますが、安部若菜の第2章も、ぜひ見守っていただけたらうれしいです。改めて8年半、本当にありがとうございました。これからもずっとずっと、皆さんのことが大好きです」