●事故はこの8月がピーク 関西大学教授によるモバ充の正しい使い方講座
「モバイルバッテリーの発火事故は6~8月が多い」と語るのは、電池の研究開発に携わる関西大学 化学生命工学部教授の石川正司氏。会見では、石川氏によるモバ充の正しい使い方講座も開かれた。
2025年は2021年と比較して、事故件数が3倍以上に増加したという。
講座の中で、やってはいけない危険行為として挙げられたのは「直射日光や高温な車内での放置」「ポケットやカバンなど熱がこもる場所に入れっぱなし」「落下や圧迫」「水濡れ」「リコール対象品の使用」だ。
さらに、賢くモバ充を選ぶ方法として消防庁の作成した「3つのC」も参考になるという。
「Cool Choice(賢く選ぶ)」は、安全試験を行った証であるPSEマークが付いていること、そして会社名や会社連絡先の記載された製品を選ぶことがポイントだ。
「Careful Use(丁寧に使う)」とは、先述の危険行為を行わないということ。リスクがあるものは早急に使用を中止するのが良い。
最後の「Correct Disposal with Better Recycling(正しく捨てる、そして資源循環)」は、捨てるときは正しく捨てるというもの。資源循環という意味合いもあるが、捨て方を間違えるとごみ処理場が燃えてしまうなど重大な事件につながる恐れも。特に膨らんでいるモバ充は自治体の指示に従って捨てる必要がある。
●ドンデコルテが大喜利に挑戦 安全な使い方を楽しくPR
最後には、ドンデコルテの渡辺銀次さん、小橋共作さんの二人が登場。モバ充をテーマにした大喜利に挑戦した。
第一問は「真夏の車内に置き去りにされたバッテリーの心の声」。渡辺さんは「みんな売れたのに俺だけが残されちゃったね」と自虐ネタを展開。対する小橋さんは「これ、真夏の午後なんじゃないの?」とあまりの暑さに状況を察するバッテリーの声を代弁した。
ちなみに、車内へのバッテリーの放置は危険行為の一つである。
第二問は「引き出しから出てきたバッテリーがパンパンに膨らんでいた、その理由は?」。
小橋さんは「上腕二頭筋を鍛えすぎた人」と特定部位だけ筋トレしてしまった人に例えた回答を披露。
渡辺さんは「焦燥感、劣等感、罪悪感、孤独感、嫉妬心」とまたしても自らに重ね合わせ、劣等感を露わに。両者の回答に、会場も笑いに包まれた。
最後には、渡辺さんがモバ充の安全な使い方とCHARGESPOTをテーマに演説を披露。「モバイルバッテリーをカバンに入れている間、放置している間、責任も背負っていることになる。それならCHARGESPOTを使ってその責任をプロに任せてしまえばいい」と雄弁に語る姿に笑いをこらえきれない様子の周囲。だが、ある意味では、これも言い得て妙。管理が億劫な人にとっては「借りた方がむしろ安全」という場合もあるのだ(BCN・寺澤 克)。

