
毎日仕事に家事に大忙し。気づけば腰や足、膝の慢性的な痛みに悩まされていませんか?
痛みをどうにかしたくて、ついつい痛いところを強く揉んだり、叩いたりしてしまいがちですよね。
でも実は、その「よかれと思ってやっているケア」が、痛みを長引かせている原因かもしれません。
京都で20年以上鍼灸院を営み、YouTubeでも大人気の足専門の鍼灸師・稲村崇さんによる、痛みを根本から改善する独自のセルフケアをご紹介します。
※本記事は稲村崇著の書籍『10年治らなかった足・腰・膝 慢性の痛みがつまんで、ひっぱるで消えた』から一部抜粋・編集しました。
痛いところを強く揉んだり、伸ばしたりするのは逆効果
稲村さんによると、足や膝、腰などの「なかなか治らない慢性の痛み」は、身体が起こしている防御反応なのだそう。痛みは身体を守るために脳が発している警告サインです。
そのため、痛いところを強く揉んだり、無理にストレッチしたりすると、脳の感覚センサーがダメージを受けてしまうんだとか。
すると脳は「もっと守らなければ」と過敏になり、過剰な防御反応を引き起こして筋肉をさらに硬くしてしまうといいます。
これが「脳の誤作動」となり、頑固な凝りや慢性の痛みを生み出していると、稲村さんはおっしゃいます。
脳を安心させるには、皮膚を「つまんで、ひっぱる」
では、脳の誤作動を解除するにはどうすればいいのでしょうか。そこでカギとなるのが、東洋医学と「皮脳理論」に基づいたアプローチ。
人間は胎児の発生段階で、皮膚と脳神経系が同じ細胞から分裂してできるため、皮膚は「むき出しの脳」と呼ばれるほど密接につながっています。
そのため、痛い場所には触らず、少し離れた場所の皮膚を「つまんで、引っぱる」「ずらす」といったやさしい刺激を与えます。
すると、皮膚からダイレクトに脳へ「もう守らなくて大丈夫」という信号が伝わり、筋肉がゆるんでいくのです。

