猛暑・酷暑が続く日本列島。今年は蚊の生態に異変が起きているという。全国的に高い気温が続いた5月から蚊の活動が活発化、真夏を迎え蚊の大量発生が予想されており、各自治体は警戒を呼びかけている。
「ピークが1回でない」梅雨明けに大量発生か
「昔は、蚊のピークは7〜8月だったが、"令和の蚊"は温暖化でサイクルが変化し、ピークの山が1回ではないのが特徴。今年は梅雨時期に雨が多かったことから、蚊が産卵する水たまりが多く残ったため、蚊の大量発生が予想されているのです」(昆虫アナリスト)
蚊には人の血を吸血する、しないの2種類がいる。人を吸血するのは、ヒトスジシマカの通称・ヤブ蚊、主に北海道から九州に生息するアカイエカ、アカイエカの亜種で都市部に多く生息するチカイエカなどだ。
高温で孵化が早まる 35度超でも日陰に潜んで活動
「令和の蚊の特徴は、ピークの山もさることながら、その数が多いこと。通常、ヤブ蚊は卵から孵化して成虫になるまで約2週間かかるんですが、気温が高いと成虫になるまでの期間が短くなり、その短期間のうちに次の蚊も誕生する。だから数が増えるんです」(同)
またヤブ蚊の場合、20度くらいから活動を始め、25〜30度で活発化。35度を超えると、暑さで動きが鈍くなるが、日陰で身を潜めて休んでいるだけ。気温が落ち着いた頃、再び活動を始める。つまり、活動期間は長くなるのだ。
