「山の日」である今日、8月11日に台風15号(チャンホン)が東北南部から関東に接近・上陸する可能性が高まっている。お盆の帰省ラッシュと直撃が重なるだけでも十分に厄介だが、今年の台風事情はそれだけでは語れない。
現在、日本周辺には台風13号・15号・16号の3つが同時に存在する「トリプル台風」状態となっている。しかも今年は1月から8月まで毎月台風が発生しているが、この現象は1951年の統計開始以来わずか3回目という極めて稀な状況だ。なぜ今年の夏、日本はこれほど台風に見舞われているのか。
台風が3つ同時に存在する異常事態
「3つの台風が同時に北太平洋西部に存在したことは、まったく前例がないわけではないが、そのうちの一つがお盆期間の祝日に東北・関東を直撃するのは、統計的に見ても珍しい。台風13号は猛烈な勢力に発達した後、中国大陸方面へ進み、台風16号も南の海上を進んでいる。日本列島は3方向から台風に包囲された格好であり、『自分の地域は大丈夫』という楽観論こそが被害を拡大しかねない危険な状況となっているのです」(防災ライター)
今年はすでに16個、平年の1.6倍ペース
冒頭でも記したが、2026年は1月から8月まで毎月台風が発生しており、1951年の統計開始以来、1965年と2015年に続いてわずか3例目という極めて稀な状況だ。
7月28日時点での発生数はすでに13個に達しており、1月から7月までの平年値合計7.9個を大幅に上回るペースで推移している。さらに6月は日本への接近数も平年の0.8個を大きく上回る3個が接近するという、異例ずくめの台風シーズンとなっている。
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