10万人の死を前にしても欺き続けた政府の罪
東京大空襲に関する大本営発表は「被害は僅少」で、新聞やラジオもそれに倣った。空襲翌日のラジオ演説では、小磯國昭首相も「敢然として空襲に耐えることこそ勝利の近道」と述べている。10万人が命を落とし、甚大な被害を受けてもなお、国民を欺こうという政府の意志がおぞましい。
こうした姿勢は終戦まで変わることがなく、広島と長崎に原爆が投下されても避難禁止と消化義務は継続された。
東京大空襲、そして広島、長崎の原爆による被害は、国民を欺き続けた政府による「人災」だった側面があるのだ。
小社刊行『戦時下日本のリアル』より
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