
【売れるには理由がある!】ファミマ腕時計、LUUP、M!LK…2026年上半期ヒットモノ「爆売れトレンド」4つの法則を博報堂研究員が解説の画像一覧
2026年上半期も、私たちの心をくすぐるヒット商品や話題のサービスが数多く誕生しました! 「なぜあの商品がこんなに売れているの?」「思わず買っちゃったけれど、どうしてだろう?」そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
今回は、恒例の大人気特集『MonoMax2026年上半期ヒットモノ大賞』を総括! 博報堂買物研究所の生島岳さんをお迎えし、ヒットの裏に隠された“生活者の今の気分”と“買い物の4つの法則”を徹底解説します。
【法則1】日常生活の動線で出会える「日常と非日常の融合」
生島「多くの人にとって買い物は、買うものや行き先が決まっていたりすることが多いと思います。ですが今は、普段の生活の中で予想外の出会いをして購入につながるケースが増えているように感じます。なぜかというと、今の小売店の品揃えが我々の想像を超える範囲まで広がっているからです。“この店でこれが買えるの!?なんか気になる”という心理が購買に結び付いているのではないでしょうか」
コンビニ×有名ブランド(ファミマの時計、ローソンの日傘)が選ばれる理由


──今のコンビニが好例ですね。シチズンと共同開発したファミリーマートの腕時計やコールマンと共同開発したローソンの折りたたみ日傘は、どちらもクオリティがとても高いです。
生島「驚きもありつつ、有名ブランドの安心感も受けると思うので、購買意欲はかなり醸成されていると思います。日常生活の中で見慣れないものが登場すると、シンプルに興味が湧きますよね。それが高品質で便利に使えたりすればなおさらです」
移動の楽しさと利便性を両立した「LUUP」の快進撃

──お話を聞いて、LUUPを思い出しました。目新しいですし実際便利ですし、ちょっと楽しさもあるし。業務拡大の裏には、そんな生活者心理があったのですね。
生島「意図してはいないでしょうが、使うとちょっと気分が上がったりする、情緒的なところをうまくくすぐっているように思います」
【法則2】自分の暮らしや文脈で自由に使える「編集可能な自分らしさ」
生島「昔は、“こんな場面ではスーツを着る”、“元気にハキハキ話す”など暗黙の了解や社会通念が行動指針に影響を与えていました。時を経て、今は個を尊重する時代。空気は読むけれど基本的には自分の指針に従って行動する人が増えています。その人たちは、自分の生活スタイルに合うかどうか、自分が納得できるかどうかを大事にします。最近、そういった人を狙ったと思われる商品が増えているように感じます。自分で価値を選べる商品と言いますか」
スニーカーサンダルやシール帳にみる“正解を決めない”買い物

──使い道を自分で選べると解釈すると、ミズノのスニーカーサンダルが当てはまりそうです。両者の特徴を併せ持っているから自由に使い道を選べます。

──ボンボンドロップシールもシール帳作りという自分らしさの表現の一種として人気が出た側面もあります。
生島「正解を決めず、自分に合わせて編集できるところがポイントですね」
「背徳感・ギルティ」を楽しむ心理(サントリーNOPEのヒット)

──サントリーのNOPEも当てはまりそうですね。社会に漂う「べき論」に従いたくない人たちが「ギルティ」や「背徳感」といったコンセプトに共感したのかなと思います。
生島「一見ネガティブにも思える言葉を楽しい気分として使うのが、今っぽくて面白いですね」
