昨年、部下の既婚男性とラブホテルに通いまくっていた小川晶・前橋市長は「不倫」については否認し続けて出直し市長選に返り咲いた。一方で、ラブホテルからオンライン会見で記者に行政施策を説明する地方公務員が現れた。
秋田県の幹部職員ともいえる企業誘致推進監だったA氏(55)はラブホテルの一室からバスローブをまとい、隣では妻ではない女性がいる中、煙草をくゆらせて県の目玉事業を説明。県から厳罰を受けることになったこのA氏、過去にもふてぶてしい言動で出向先の関係者を激怒させ、お盛んな女性関係の片りんも見せていたという。
「ラブホから妻でない女性と一緒にいるときに会見に出たと認めました」
問題となった記者会見が行われたのは8月6日のこと。秋田県は、秋田市とともに米IT企業が主導する国内最大規模の人工知能(AI)向けデータセンターの建設計画を同市内で進めていることを発表した。
読売新聞によればオンラインで出席したA氏は「秋田への投資の確実性は高いものと認識している」と誘致成功に自信を持っていることをアピールしていた。すでに県は投資に関心を示すアラブ首長国連合(UAE)の駐日大使館と打ち合わせに入っているという。
「ところがこの重要発表で、画面に現れたAさんは白いバスローブのようなものを着た姿でくつろいだ様子だったんです。
そして時折、口から白い煙を吹き、最後に煙草をくわえる姿も映りました。さらに、向こうのタブレットかスマホが動いた際に、隣にいたバスローブ姿のような女性も見えたんです」(メディア関係者)
当初は「会見中にたばこを吸っていたのか」と疑問視する声が出て、県はA氏から事情聴取を始めた。
「この映像が公開されると、A氏の背景に見えた家具やエアコンの位置から彼がいた部屋が秋田市内のラブホ“X”の202号室だと部屋番号まで特定した情報がネットで広まりました。
A氏は当初、県人事課の事情聴取に、『体調が優れず、⾃宅で休んでいたため寝間着だった』と主張し、隣にいたのは妻だとも説明したそうです。しかし人事課が追及すると、ラブホから妻でない女性と一緒にいるときに会見に出たと認めました」(地元記者)
過去にもトラブル「態度が悪かった」市長も謝罪
県によると、A氏は8月6日午前に出張先の東京から秋田に戻り「出張疲れもあって体調がすぐれない」として県庁へ戻らず自宅へ帰ると連絡してきていた。
同日午前に日本経済新聞電子版が「データセンター誘致計画」を特ダネとして報じ、報道各社から問い合わせが相次いだため県は急遽会見を設定していた。
出張から帰って、仮病を申告したA氏は、企業誘致担当者と記者に説明する会見が目の前に迫っても逢瀬をあきらめきれず、ホテルから出席したのだろうか。
そA氏のこれまでの仕事ぶりを振り返ると、今回の一件につながるような兆候は以前からあったという。証言するのはA氏がかつて産業振興部長として出向していた同県潟上市の市議会関係者B氏だ。
「A元部長は議会での答弁態度があまりよろしくなかった、本当に雑だったんです。はっきり言うと、ふてぶてしい感じでした。
最終的に議会でA元部長本人が『態度が悪かった』との謝罪と申し開きをせざるを得なくなり、市長も謝らなければいけない状況になるというゴタゴタがありました」(B氏)
潟上市議会の議事録を見ると、確かに2023年12月、市議の一人が潟上市総合計画の進捗状況とまちづくりについて質問をしたのに対し、A氏は「先日の市政協議会で回答いたしましたので、答弁を割愛させていただきます」と回答。
これに怒った別の議員らが「市政協議会と本会議場の一般質問に対する質問と答弁は全く別次元のものだ」と激しく抗議し議事は紛糾。
議会運営委員会で「A氏の答弁は議員の一般質問の権利、議会を軽視した発言で、今後、このような議会軽視が二度とないよう責任者である鈴木雄大市長からの謝罪と反省を求める。A部長からの謝罪、発言の撤回と削除の申し出と、再答弁を求める」との趣旨の動議が全会一致で決定されている。
結局、鈴木市長が「当局側の不適切な答弁により、このように議会を遅延させてしまったことに対し、お詫び申し上げます」と謝罪。A氏も答弁を訂正し「お詫びを申し上げます。申し訳ございませんでした」と謝罪して事態はようやく収拾していた。

