●あと払い(BNPL)市場は世界で110兆円に
Paidyの橋本知周副社長執行役員は冒頭、BNPL=Buy Now Pay Laterによるあと払いサービス市場が世界的に成長していることを強調した。
「あと払い(BNPL)市場は急速に拡大しており、2026年は全世界で110兆円(前年比15%超の成長)を超える規模に達すると予測されています。成長の背景には、スマホで買い物が完結する利便性、分割手数料無料(口座振替・銀行振込のみ、以下同じ)、利用状況をスマホで容易に管理できる安心感があります」。
“お買い物に「めんどくさい」はいらない”をミッションに掲げるPaidyは、サービス開始から26年10月で12周年を迎える。ペイディアプリのダウンロード数は2500万を突破し、取扱店舗や年齢層も拡大している。
橋本副社長は「当初はクレジットカードを持たない若年層向けにアパレル店舗から普及がスタートしましたが、現在は総合通販やデジタルコンテンツ、旅行、Apple製品など、ECやサービスの幅広い決済手段として導入されています」と説明する。
●ペイディの三つのあと払いサービス
ペイディの主なサービスは三つある。一つ目は、携帯電話番号とメールアドレスのみで利用でき、月内の買い物をまとめて翌月払いにできる「翌月あと払い」だ。
こちらはアプリをダウンロードしなくても利用できる。支払い方法を選択する画面から「あと払い(ペイディ)」を選択し、メールアドレスと携帯電話番号を入力すると、4ケタの認証コードが送られてくる。その認証コードを入力すれば決済が完了する。わずか3ステップで完了する、シンプルな決済フローが特徴だ。
二つ目は、ペイディアプリから本人確認をするだけで無料登録できる「ペイディプラス」。3・6・12回のあと払いや、使い過ぎを防ぐ毎月の予算設定機能も実装する。また、分割手数料無料なのが人気となっている。
三つ目は、「ペイディあと払いプラン Apple専用」で、iPhoneなどApple製品に応じて分割手数料0%、3・12・24・36回の分割払いができるサービスだ。Apple StoreオンラインまたはApple Storeで利用できる。免許証かマイナンバーカードによる本人確認後の別途申し込みが必要になる。
ペイディあと払いプラン Apple専用について佐々木圭VP of Experienceは、「これまでに670万以上のApple製品で利用されています(26年7月時点)。注文された回数は480万以上。最も購入されたアイテムはiPhoneで、210万台以上が購入されました。平均注文額は約12万4000円です。利用者の4割以上がZ世代で、30~40代の子育て世代も全体の42%を占めるなど、幅広い世代から支持されているサービスです」と語る。
25年9月のiPhone 17の発売時は、分割払いの中でペイディが最速で注文できたという。事前にモデルやカラーなどを選択しておけば、予約注文開始後、ワンタップで注文を確定できたのが理由である。
ペイディあと払いプラン Apple専用では、買い替えオプションも用意。24カ月目の買い替えで、対象となるiPhoneの下取り金額をAppleが保証する。下取り額で、分割払いの残額の支払いが不要になり、新しいiPhoneの割引も受けられる。

