◆絶対王者・金田正一400勝の壁
もう一人、世代を問わず必ず名前が挙がる名投手が金田正一だ。
金田正一の通算勝利数は400勝。実働期間は1950年から1969年の20年間で、944試合に登板して298敗という記録を残している。
400勝という数字は、現代の野球でどれほどの意味を持つか。前述したとおり、現代のエースが年間15勝をコンスタントに挙げ続けたとしても、400勝に到達するには27年かかる計算だ。プロ入りが22歳だとすれば、49歳まで毎年最多勝ペースで投げ続けなければならない。文字通り「永遠に破られない記録」である。
金田の凄みは勝利数だけでない。14年連続20勝という継続性、そして昭和の荒波にもまれながら一度もローテーションを崩さなかった鉄人ぶりにある。
【名投手の勲章・後編】へ続く
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