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「何回観ても泣く…」『ガンダム めぐりあい宇宙』BS放送でよみがえるトラウマ級の「名シーン」

「何回観ても泣く…」『ガンダム めぐりあい宇宙』BS放送でよみがえるトラウマ級の「名シーン」


劇場版『機動戦士ガンダム IIIめぐりあい宇宙編』DVD(バンダイビジュアル)(C)創通・サンライズ

【画像】「えっ」「知らなかった…」 これが富野監督自身が「出演」した実写映画です(5枚)

アムロとララァの出会いと別れ

「ああ、アムロ。刻(とき)が見える……」

 ララァ・スンのそんなセリフが忘れられないのが、劇場アニメ『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』(1982年)です。宇宙と書いて「そら」と読みます。TVシリーズ全43話を再構成した劇場版『機動戦士ガンダム』三部作(1981年~1982年)の完結編として、今なお高い人気を誇っています。

 戦争に巻き込まれた少年アムロ・レイが、新型モビルスーツ「ガンダム」に搭乗し、大人へと成長していく様子が三部作を通して描かれています。最終作『めぐりあい宇宙編』では、アムロとララァの出会いと別れ、「赤い彗星」ことシャア・アズナブルの復讐劇、シャアの妹セイラ・マスの葛藤、ミライ・ヤシマの恋の行方など、さまざまなエピソードが2時間21分のなかに凝縮されています。

 これまでに何度も観て、ストーリー展開も結末も知っているはずなのに、それでも見返してしまうファンは多いと思います。2026年8月23日(日)、BS12の「日曜アニメ劇場」で夜7時から『めぐりあい宇宙編』HDリマスター版が放送される機会に、繰り返し視聴してしまう理由を考察してみましょう。

「ニュータイプ」として覚醒するアムロ

 地球での激闘を経て、アムロたち「ホワイトベース」の乗組員たちは再び宇宙へと戻ります。地球連邦軍の本隊と合流し、ジオン軍の宇宙要塞「ソロモン」を攻略することに。一年戦争も、終局間近です。宇宙での戦いのなかで、アムロは急速に「ニュータイプ」として目覚めていきます。

 ドズル・ザビ中将が操縦する巨大モビルアーマー「ビグ・ザム」と、ガンダムは戦います。スレッガー・ロウ中尉を失うという大きな犠牲を払いながらも、ガンダムはビグ・ザムを撃破します。

 このときアムロは、機銃を乱射するドズル中将の背後に「悪魔」のような巨大な影が伸びるのを見ることになります。子供のころはオカルトチックな描写に感じたのですが、大人になると違った解釈もできるようになりました。

 ニュータイプとして認知能力が急激に拡大していたアムロには、ドズルが抱いていた憎悪や殺意が「悪魔」の姿に感じられたのではないでしょうか。もしかすると、戦争を突き動かしていた破壊衝動そのものなのかもしれません。

 ニュータイプとして目覚めたアムロは、相手の憎しみや狂気までもキャッチするようになったようです。ニュータイプとしての能力を戦争に利用されることへの、アムロの戸惑いや苦悩を感じさせます。

 以前は気づかなかったシーンも、大人になって見返すと、違った意味が見えてくるようになるのではないでしょうか。


ララァが搭乗し、アムロのガンダムと戦ったモビルアーマーを立体化した、「MOBILE SUIT IN ACTION!! ララァ・スン専用モビルアーマー」(バンダイ) (c)創通・サンライズ

配信元: マグミクス

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