少し遠くへ出掛ける機会がありました。旅先の人々の話す言葉や、お店に並んだお菓子や料理、そんなところの端々にその地らしさを感じます。今回は、現代詩を届けながら、それを書く人たちが暮らす土地とのつながりも感じさせてくれる同人誌です。
今回紹介する同人誌
『ポエムネクスト創刊号』A5 86ページ 表紙カラー・本文モノクロ著者:泉水雄矢、霧谷のあ、篠崎連、馬場陽子、街田灯
「1ミリだけ詩に興味がある人たちに2ミリ目を提供する」を目指して
こちらのご本は、いま詩を詠み、発信することや、それを取り巻く状況について伝え、そして詩そのものも収録した同人誌です。
「現代詩とは?」をひも解くマンガ、考察やコラム、そしてもちろん、寄稿者による詩もしっかり収録されています。詩作品とマンガのバランスのおかげなのか、それとも詩の持つ“間”の力なのか、詩に詳しくない私もさらっと入っていけるような抜け感があります。
読めば、「1ミリだけ詩に興味がある人たちに2ミリ目を提供する」を目指しておられるとのこと。なるほど! 本を手に取ってぱらぱらとめくったときに「私には難しいかな?」ではなく、「詩のこと、知りたいかも」と、もう一歩踏み込んでみたくなる。そんな余白が紙面にはあります。

