大学でも続いたサッカー、そして本当の断念
高校でプロへの道を絶たれても、竹内はサッカーを諦めなかった。その実力はサッカー推薦で大学(立正大学地球環境科学部)へ進学するほどのもので、大学でも競技を続けていたのである。
だが、ここでも壁は高かった。度重なるケガで戦列を離れている間に、仲間たちがどんどん先へ進んでいく。焦りと苛立ちの中、竹内はついに「自分はプロ選手にはなれない」という現実を突きつけられ、5歳から続けてきたサッカーに区切りをつける決断を下した。20歳のときだった。
サッカー一筋の人生に幕を下ろした竹内は、「サッカー以外に自分が好きなことは何だろう」と自問し、もともと好きだったドラマや映画の世界に思いを馳せるようになっていったという。
サッカーを諦めた青年が芸能界へ
そんな竹内に転機が訪れる。知人の勧めで応募した女性ファッション誌『mina』の男性専属モデルオーディション「minaカレグランプリ」に、2457人の応募者の中からグランプリを獲得。芸能界入りを果たしたのである。
サッカーで味わった挫折も決して無駄ではなかった。竹内は「10代のときに一度挫折しているからこそ、新たに拓けた俳優の道では絶対に同じ失敗は繰り返したくない」という趣旨の思いを語っている。ネガティブだったサッカー時代とは正反対に、「自分ならできる」と言い聞かせながら俳優という未知の世界へ飛び込んだ。
その覚悟は、『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)での主演を皮切りに、『ひよっこ』(NHK)『テセウスの船』(TBS系)『六本木クラス』(テレビ朝日系)など数々の話題作への出演で人気を得ていった。
