マンション天井高は何を基準に考える?理想的な高さをご紹介!

3. 最適な天井高を部屋ごとに解説!

天井の高さは部屋別に適正値が異なります。リビング・ダイニング・キッチン・寝室・玄関ではそれぞれどのくらいの高さが理想なのでしょうか。物件を選ぶ際に役立ててみてください。

3-1. リビング

まずリビングは家族が集まる空間であるため、開放感を優先することが重要です。2.4mから2.5mほどが理想のリビング天井高となります。一部を吹き抜けにしたり勾配天井にしたりしてより広々として空間をつくるのもおすすめです。

設置する照明によっては天井をさらに高くした方が見栄えが良くなる可能性もあります。全体的なバランスを見て判断しましょう。

3-2. ダイニング

一般的にダイニングでは食事をします。椅子に座る場面が多いため、天井はリビングよりかは低くても良いでしょう。椅子に座った時の目線は大人で1.1m程度です。

天井の高さはその倍の2.2mを目安に考えてみましょう。部屋ごとに天井高を変えると、空間にメリハリも付きます。

3-3. キッチン

キッチンの天井高は、カウンターの高さと吊り戸棚の大きさで決めることをおすすめします。

一般的にキッチンカウンターの高さは85cmです。つり戸棚は60cmから80cm、レンジフードの長さは50cm~60cmが多いため、それらを考慮して2.3mほどの天井高が良いでしょう。

ただ、キッチンに収納を設ける場合はあまりにも高い位置だど届きません。デッドスペースが増えやすいため、キッチンの天井は高過ぎないようにしましょう。

3-4. 寝室

寝室は休むための空間であるため、リラックスするためにも天井は低い方が良いでしょう。

寝室の天井高を決める際はベッドの高さを基準に考えましょう。ベッド上部から1mプラスした高さを天井高にすることをおすすめします。開放的な寝室にしたい場合は勾配天井を検討すると良いでしょう。天井の低い部分にベッドを置けば落ち着いて休めるはずです。

3-5. 玄関

玄関はドアを基準にして天井高を決めるのが一般的です。既製品のドアは2.2mから2.3mほどで玄関框は20cmほどあります。それらを考慮して2.4mから2.5m程度がちょうど良いでしょう。

ただ、玄関は長時間いる場所ではありません。リビングやダイニングなど他の場所の天井を高くした方がより開放的な空間を楽しめます。住宅全体のバランスを見ながらそれぞれの空間で天井高を決めていきましょう。

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4. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はマンションの天井高についてご紹介しました。マンションの天井高は一般的に2.4mから2.5m程度であり、身長より倍の大きさが必要です。

立っているか座っているかでも高さの目安は変わってくるため、その部屋でどんなことをするのか用途をはっきりさせることがより良い空間をつくる秘訣です。

マンションを購入する際は今回ご紹介した理想の天井高を参考に最適な物件を選びましょう。