延命治療はどこから?延命治療で後悔しない準備と進め方を詳しく解説

5.延命治療以外の医療

5-1. 通院

延命治療を行わない場合には、通院は主な方法の一つです。

その際の目的は根本的な治療ではありません。

病気の状態を定期的に診てもらいつつ、鎮痛剤を処方してもらう対処療法になります。

5-2. 緩和ケア病棟

病気の進行具合や痛みの程度があまりにも大きい場合には、一般的な通院ではなく、緩和ケア病棟に入院することもあります。

緩和ケア病棟は、症状緩和の専門家がおり、ご本人も家族も安心して任せられる環境です。

5-3. 在宅療養

住み続けた自宅で療養することもできます。

自宅で在宅介護を続けつつ、病気の進行具合によっては入院等に切り替えることもできます。

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6.事前指示書を作成しよう

6-1. 事前指示書とは

事前指示書とは、ご本人との意思疎通が難しくなる前に、最期を迎えたい場所や、して欲しくない処置などを記しておくことができます。

事前指示書は、別名リビング・ウィルとも呼ばれます。

最期までご本人の意思を尊重しやすいというメリットがあります。

6-2. 事前指示書の作成にあたって注意すべきこと

ご本人だけではなく、家族と共に考え、話し合う姿勢が大切です。

判断に迷った時には、医師やケアマネージャーなどにも相談してみましょう。

よく考えたり、話し合ったりする必要があるため、時間をかけて作成すると良いです。

6-3. 事前指示書の内容

事前指示書には、最期を迎えたい場所や心肺蘇生の有無、輸血、胃ろうの造設などを記載します。

また、事前指示書は書き換えも可能です。

一度に全て決めてしまうことは精神的な負担も大きいため、修正しつつ事前指示書を完成させましょう。