中学受験にかかる塾代はいくら?費用に差が出る塾に通うポイント解説

中学受験にあたり、塾に通うとなると高額な塾代がかかります。この記事では学年別の塾代や塾に通わせる上で費用に差が出るポイントを解説します。私立中学校の学費の相場や利用できる制度など、中学受験にまつわるお金の話も参考にしてみてください。

中学受験の費用を抑える方法

中学受験には相当な費用が必要ですが、受験の費用を抑える方法もあります。具体的な方法や利用できる制度を3つご紹介します。

特待制度を利用する

学校や塾が独自に設ける制度に特待制度があります。成績が優秀で特待生に選ばれると、入学金や授業料の免除が受けられ、費用を大幅に抑えられるでしょう。特待生のみが利用できる奨学金などもあります。

ただし、全ての学校・塾に特待制度があるわけではありません。選考の基準もまちまちですが、もし子供の成績が優秀であれば、一度特待制度について調べるといいでしょう。

オンライン授業を選択する

最近は大手塾もオンライン授業に参入しており、費用は通塾の授業より少し安めに設定されています。一人では集中できない子供には向きませんが、教室に行かなくても集中して勉強に取り組めるのであれば、オンラインで授業を受けるのも選択肢のひとつです。

家で学習ができるため、交通費や食費も抑えることができるでしょう。

志望校を絞って受験する

受験は1校受けるごとに受験料がかかるため、受験する学校を絞れば受験料を抑えることができるでしょう。

塾によっては志望校別にコースが分かれているところもあり、いくつも受講する場合はさらに費用がかさみます。
どこかに受かればいいという気持ちでやみくもに受験するのは、子供の負担にもなるでしょう。滑り止めの学校も必要ですが、早い段階で学力や適性に合った志望校を絞っておくと、効率的に勉強を進められます。

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受験にかかる費用を考えて中学受験を検討しよう

子供の将来を考えると、早い段階で進路の道筋をつけるために中学受験に取り組むのも賢明な選択です。ただ、学力向上のためには塾代など多くの費用がかかり、さらに進学してからも公立中学より学費も高くなります。
この記事で解説したおおよその費用を目安に、先々の出費のことも考えながら中学受験を検討しましょう。

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矢野翔一

有限会社アローフィールド 代表取締役社長 関西学院大学法学部法律学科卒。
宅地建物取引士、管理業務主任者、2級FP技能士(AFP)等、数々の保有資格を活かしながら、学習塾、不動産業務を手掛ける。
また、暮らしやお金のアドバイザーとして、引越しや住宅ローンといった暮らしやお金の悩みに対してアドバイスを行っている。