独身の人の食費は平均3.8万円! 無理なく食費を節約する方法を解説します

独身の人が食費を節約する5つの方法

独身の人が食費を節約するには、次の5つの方法が挙げられます。

 独身の人が食費を節約するための5つの方法

あらかじめ食費の予算を決めておく

自炊して作り置きをする

なるべく安い食材を購入する

自炊が楽になる調理家電を揃える

コンビニやデリバリーの利用を控える

昨今ではコンビニや飲食店があるのは当たり前、UberEatsなどを始めとするデリバリーサービスも急増しているので、自宅でも手軽に美味しいものを食べられるようになりました。

ですが、これらのサービスを普段から利用していると、毎月の食費がかさんでキリがありません。

5つのポイントを意識して生活するだけで、ひと月あたりの食費を大幅に節約できるようになるので、ぜひ挑戦してみましょう。

1. あらかじめ食費の予算を決めておく

独身の人は自分ひとりで自由にお金を使えてしまうので、食べたいものを好きなタイミングで好きなだけ食べてしまいがちです。

そうなってしまうといくらお金があっても足りなくなってしまうので、あらかじめ1ヶ月あたりの食費の予算を決めておくようにしましょう。

たとえば、1ヶ月あたりの食費を3万円と仮定した場合、1日あたり1,000円程度に抑える必要があると計算ができます。

1日1,000円と考えると、1日3食を外食で済ますのは難しいので、安い食材を探して自炊することを意識付けられます。

自分自身の収入の状態と照らし合わせて1ヶ月の食費の予算を決めてみてください。

2. 自炊して作り置きをする

独身の人はついつい外食や中食で食事を済ませてしまう傾向にありますが、食費の節約には「自炊」が欠かせません。

コンビニなどで売られている商品はいずれもパッケージ代などが含まれているので、自分で作るよりも価格は割高です。

一方、自炊をするためにスーパーなどへ食材を買い出しに行くと、想像するよりも安い価格で食材を購入できます。

特に野菜類は一度の食事ではとても食べ切れない量を安い価格で購入できるので、自炊をすることで1食あたりの食費を大幅に節約できます。

煮込み料理などを大量に調理して作り置きしておけば、食費に加えて手間まで減らせて一石二鳥となります。

耐熱容器に入れて小分けにしておけば、そのまま持ち出してレンジで暖めるだけでお弁当代わりとしても使えるのでおすすめです。

3. なるべく安い食材を購入する

自炊をする上で欠かせないのが、なるべく安い食材を購入することです。

同じ食材であっても購入する場所が違えば価格も変わってくるので、食材を安く買える店舗を探してみましょう。

場合によっては、スーパーでまとめて購入するよりも、八百屋、魚屋、精肉店を使い分けたほうが食材費を安くできる可能性があります。

業務用スーパーなどであれば安い食材を大量に仕入れられるので、近所にそういった店舗がある場合は積極的に利用してみてください。

4. 自炊が楽になる調理家電を揃える

食費の節約には、必要に応じて調理家電を買い揃えることも有効です。

自炊が面倒な理由は、手間や時間がかかること、洗い物が増えることなどが挙げられます。

ですが、煮込み料理であれば圧力鍋などを活用することで調理時間を短縮できますし、洗い物が面倒であれば食洗機を導入するのがおすすめです。

意外と便利なのがシリコンスチーマーで、野菜の下茹で(厳密には蒸し)、肉料理や魚料理、麺類の調理が可能なうえに、価格も安めの万能調理器です。

調理家電を買い揃えるにはある程度の初期費用が必要ですが、その分だけ時間と手間を省けるようになるので、自炊を始めようと思ったときには検討してみてください。

5. コンビニやデリバリーの利用を控える

食費を節約するには、コンビニやデリバリーの利用を控えることも心がけましょう。

上述の通り、1ヶ月あたりの食費の予算を3万円とした場合、1日あたりに使える食費は1,000円程度となります。

コンビニやデリバリーを利用するとあっという間に予算を超えてしまうので、いわゆる中食を控えるだけでも大きな食費の節約につながります。

逆に、これらの利用を完全にゼロにしてしまうと日常生活でストレスが溜まって、その反動で一気にやけ食いに走ってしまうかもしれません。

そうならないためにも「コンビニを毎日利用するのをやめる」「デリバリーは1週間に1回まで」など、無理のない範囲で控えるようにしてみてください。

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食費の節約に成功した分は貯金へ回そう

ここまで、独身で一人暮らしの人が食費を節約するための5つの方法を解説してきました。

驚くほど食費を節約できるようになるので、ぜひ試してみてください。

また、せっかく食費を節約できるようになったのであれば、その分を使ってしまうのではなく貯金へ回すのがおすすめです。

独身の人におすすめの貯金方法をご紹介するので、一人暮らしで食費の節約に成功した人は、合わせて貯金にも挑戦してみてください。

つみたてNISA

つみたてNISAは、政府が推奨している積み立て投資に特化した制度です。

日本国内在住の20歳以上の人であれば誰でも加入ができ、年間で最大40万円までを最長20年間(改正後は25年間)は非課税で運用することができます。

一般的に、投資で得られた利益については20.315%の税金が発生してしまうので、資産の観点で見れば課税された分だけ手元の資金が減ってしまいます。

ところが、つみたてNISAを利用した場合は、年間40万円×最長25年間で最大1,000万円までの運用益については税金が発生しません。

また、つみたてNISAも投資の一種に含まれますが、株式投資や投資信託のように数十万円を超えるような高額な初期費用が必要ないことも特徴です。

数千円程度の初期費用で簡単に始められて、投資先は金融庁が厳選した金融商品から選ぶことになるので、知識が乏しい投資初心者の人にもおすすめです。

つみたてNISAのデメリットとメリットとは?始め方をわかりやすく解説

初心者におすすめの少額投資とは?メリットやデメリット、種類を解説

iDeCo

iDeCoは、老後資金の貯蓄を目的とした制度です。

毎月の掛金を拠出(払い込み)することで老後の生活資金を貯金することができ、拠出した金額は全額が所得控除の対象となります。

所得控除として申告することで課税対象額を減らせるので、結果として納税額を少なくできて資産を手元に残すことが可能です。

また、つみたてNISAと同じく運用益については非課税となっており、拠出金や運用益を引き出す際にも大きな所得控除が受けられます。

効率良く貯金ができるおすすめの制度ですが、つみたてNISAがいつでも引き出せる一方で、iDeCoは原則として60歳になるまで一切の資産を引き出すことができません。

老後資金の貯蓄を目的としていることから縛りが設けられているので、その点は理解したうえで活用するようにしてください。

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは?デメリットや始め方をわかりやすく解説

個人年金保険

個人年金保険は、保険料を払い込むことで、公的年金(国民年金・厚生年金)とは別の形で年金が受け取れるようになる保険です。

契約時に定めた年齢まで保険料を払い込み、その後は5年や10年、一生涯に渡って年金が受け取れるようになるので、iDeCoと同じく老後の資産形成を目的としています。

個人年金保険には、大きく分けると次の3種類があるので、自分の考え方に合わせた保険を選べることが特徴です。

個人年金保険の種類

確定年金:被保険者の生死を問わず、契約時に定めた一定期間中は年金が受け取れる

有期年金:被保険者が生存している限り、契約時に定めた一定期間中は年金が受け取れる

終身年金:被保険者が生存している限り、一生涯に渡って年金が受け取れる

なお、保険商品であることから途中解約もできますが、途中解約をするとそれまでに払い込んだ保険料が元本割れを起こしてしまう可能性があります。

また、つみたてNISAやiDeCoとは異なり、受け取った年金は課税対象となる点にも注意が必要です。

個人年金保険とは? 種類やメリット・デメリットを簡単に解説します

積立型保険

積立型保険とは、次のような貯蓄性のある保険商品の総称をあらわす言葉です。

積立型保険の代表的な例

終身保険:一生涯に渡って死亡保障や高度障害保障が受けられる保険

養老保険:生死のどちらの場合でも保険金が受け取れる

個人年金保険:60歳屋65歳など特定の年齢から一定期間または一生涯に渡って年金が受け取れる

学資保険:子供が一定の年齢に達すると保険金が受け取れる

これらの保険商品は毎月払い込むことになる「保険料」が発生しますが、これらの保険料は保険会社に対して積み立てるのと同じイメージで、将来的に払い込んだ保険料が返ってきます。

一般的な生命保険は掛け捨て型が多いので、積立型保険は日常生活の保障を備えながら、将来を見据えた貯金をしたい人たちから高い人気を博しています。

ただし、掛け捨て型保険よりも積立型保険のほうが毎月の保険料は割高なので、生活人のバランスを考慮した上で活用するようにしてください。

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