いま注目すべき東京発ブランドは?ジェンダーフリーやSDGsがテーマに【楽天ファッション・ウィーク】

オートクチュールやパリ、ミラノコレクションの取材を続けているファッションディレクターの萩原輝美による最新コレクションレポート。今回は、8月29日(月)~9月3日(土)の期間に渋谷ヒカリエ、表参道ヒルズを中心に行われた楽天ファッション・ウィーク東京で発表されたコレクションからベスト3をピックアップ!

support surface(サポートサーフェス)

カッティングにこだわった服作りを続けているサポートサーフェスは、デザイナーの研壁宣男がボディと服の距離感を美しいシルエットで表現しました。シェイプしたブラウスの後ろ身頃はドレープがゆったりと流れ、ウエストを絞ったドレスはアシンメトリーのフレアが揺れ、キャリアに裏付けられた手技が光ります。

以前はデザイン学校を卒業してすぐ参加するデザイナーが多かったのですが、今シーズンはキャリアを積んでクリエーションとビジネスのバランスがとれたデザイナーが多いのが特徴です。全体の傾向としては、“ジェンダーフリー”と“SDGs”を意識したコレクションが目立ちました。