ピーリング禁止?角質オフはどのように?



ただ、ピーリングが使えないとなると、心配なのは角質です。最近、肌のくすみやごわつきが気になり始めていましたし、化粧水も以前のようには肌に入っていかないと感じていたからです。

すると先生は、ふき取り専用の化粧水をコットンにたっぷり付けて、肌の上をやさしく滑らせるだけでも古い角質が落とせるというのです。強くこすったり音が出るほどパッティングするのは良くないけれど、化粧水を十分に含ませたコットンで丁寧にやさしくタッチしていくことで、そのあと使う通常の化粧水などのスキンケアアイテムが入りやすくなるとのことでした。こちらも敏感肌でも問題が起きづらいからと、ラ ロッシュ ポゼの「ミセラークレンジング ウォーター」をおすすめされました。

私はすぐにでも試してみたい衝動を抑え切れず、その日の帰宅途中にすすめられたトレリアンシリーズの「薬用モイスチャーローション」(約4,000円)、セラミド配合の「トレリアン センシティブ」(約4,000円)、「ミセラークレンジング ウォーター」(約3,000円)を購入して帰りました。そして顔の症状が治まったあとで、さっそく新しいケアを試してみることにしたのです。

そうすると、3日目ごろからなんとなく乾燥がマシになった気がしました。1週間が過ぎたころ、肌が以前のように脂っぽくないことに気が付きました。2週間たつと、化粧水が以前より入っていく感覚がありました。そして1カ月が過ぎると、肌が柔らかく感じられるようになったのです。たった1カ月で改善が見られるとは、以前はどれほど乾燥していたのでしょうか……。

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まとめ

年齢を重ねると、スキンケアまでこれまでの方法が合わなくなることがあるということに驚きました。ただ、年を取ったから、ピーリングができないからとゴワゴワになった肌を諦めるのではなく、方法を変えることで解決できることがまだまだあるんだと勉強になりました。

インナードライは寝不足や偏った食生活など生活習慣が原因になることもあるそうなので、こちらも気を付けています。あれ以来、教えてもらったスキンケア方法を続けていますが、先生によるとインナードライはほぼ改善したそうです。また先生には、乾燥する季節は特にこまめに水を飲んだり加湿器を使ったりすると良いというアドバイスももらったので、これからはスキンケア以外の方法も意識しながら、年齢肌と向き合っていきたいと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)
美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。

イラスト/サトウユカ

著者/望月かおり(49歳)
気持ちが落ち込むことが増えてきたので、前向きになる方法を探しつつ、趣味を増やそうといろいろな習い事を始める。既婚、自宅でリモートワーク。猫と犬が大好きで、保護した猫2匹も家族として一緒に暮らしている。