中世の貴族のお屋敷に泊まる、イギリスの「マナーハウス」宿泊記 #ロンドン女子の英国日記

おいしい朝食で1日をスタート

湯船でゆっくり疲れをとって眠りについたら、朝はいよいよ待ちに待った朝食。


数種の朝食の中から好きなものをセレクトしたら、まず運ばれてきたのはトースト。

イギリスのホテルやティールームでは、このトーストスタンドで運ばれてくることが多いのですが、日本ではお皿に載せてばかりなので、“スタンドからトーストを食べる”というこの些細なことだけでも、なんだか優雅な気分に。

スタンドは、現地のアンティークマーケットなどでも販売されていることが多く、いつかお気に入りのトーストスタンドをみつけて、自宅での朝ごはんに取り入れてみるのが、私の小さな夢です。


(撮影)清信勇哉

同行していた彼は、イギリスの王道の朝ごはんフルイングリッシュブレックファストを。


私は、イングリッシュマフィンに、スモークサーモンとポーチドエッグが乗ったエッグロイヤル(エッグベネディクトのスモークサーモンバージョン)をいただきました。

美味しい朝ごはんで活力をつけ、チェックアウトまでゆっくりとホテルステイを楽しんだら、また違った魅力を持つ村へと出発。


(撮影)清信勇哉

マナーハウスでの素敵な1日の思い出を胸にしまって、この日はモートン・イン・マーシュからバスで25分ほど、観光地として大人気のバートン・オン・ザ・ウォーターまで足を伸ばしてみました。

街散策を堪能したら、幸せな思い出とともにロンドンへ。1泊2日の短い旅ですが、イギリスでの大切な思い出がまた一つ増えました。

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コッツウォルズで心落ち着く時間を

今回は2年ぶりの渡英、かつ海外旅行の制限が緩和されたばかりということもあり、時間を忘れて観光地巡りやアクティビティを楽しむというより、“イギリスにいる時間”をじっくりゆっくり感じるひとときを作りたいと思い、穏やかな時間が流れている「コッツウォルズ」を旅先に選びました。

コロナ前に比べ、まだ少しだけ人影が少ない町を目の当たりにすると、やるせない気持ちや、行き場のない寂しさを抱きましたが、その分、初めてイギリスにきた時、もしくはそれ以上に「イギリスに来れた喜び」を全身で感じることができました。
なかなかマスクを手放せる未来が見えず、海外旅行も前よりハードルが高くなったように感じてしまうかもしれませんが、こういった期間を過ごしたからこそ感じられる「旅の喜び」があると、この旅で気づくことができました。

いずれ皆さんがイギリスを訪れる際にはぜひ、美しい自然と歴史あるお屋敷で“自分のためだけの時間”を過ごせる「マナーハウス」宿泊も選択肢にいれてみてはいかがでしょうか?