古い家を、楽しむ工夫。

理想の住まいにするために大規模リノベーションをしたり、自らの手を動かしてコツコツ改装してみたり。古さを逆手に取って快適さを手に入れることは、案外難しくないのかも、と思わせてくれる築年数37〜90年超の9軒の実例集。


ブランドマーケティングディレクターの滝沢時雄さんの住まいは、戦後のモダン・デザイナーズマンションの先駆けとして知られる内田昭蔵設計のヴィンテージマンション。


築51年の名建築をリノベーションするにあたっては、一般的なセオリーは気にしないと決めたという。2DKだった間取りを1LDKに、リビングの奥には書斎スペースも。


築92年の一戸建てを住み継ぐ、中古住宅プランナーの美作天地さんと編集者の翔子さんのご夫妻。もともと翔子さんの祖父母が暮らし長らく空き家だったものを改修。


リノベーションを担当したのは、古民家改修を多く手がける設計士の宮田一彦さん。この家の魅力や個性、価値を考えながらのリノベーションは、まるで宝探しのよう。

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築43年の昭和の一軒家、和を残しつつ北欧テイストのDIY改装。

古い家を手に入れ自分たちの手で改装。フリーライターの桒原さやかさんとスウェーデン人の夫、オリバー・ルンドクイストさんが長女の春ちゃん、長男の明ちゃんと住む家で、“北欧のように”を叶えるコツを聞く。


桒原・ルンドクイスト一家が住む長野県松本市郊外の築43年の一軒家。薪ストーブの設置と窓ガラスの入れ替え以外のほとんどを、家族全員で改装。裏山には畑も作った。


改装の手本としたのは、結婚後に住んだ北極圏に位置するノルウェーのトロムソの街とそこに暮らす人々。トライ&エラー多めで家を自分たちに合う形に近づけていく。


最初にリフォームを始めたキッチンのイメージは、スウェーデンに住むルンドクイストさんの叔母の家。白を基調にウッディベージュを加え、きれい色をトッピング。

他にも、『ル・ベスべ』の松岡龍守さんが選ぶ今月の花から始まる「&days」や、建築家の室伏次郎の設計により1982年に建てられた住宅「鷺宮の家」を舞台にしたファッションページ「&style」など、盛りだくさんの内容で「楽しく部屋を、整える。」をお届けします。

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