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今月の特集
「楽しく部屋を、整える。」

そもそも「部屋を整える」とはどういうことでしょう。「整える」にはもともと「望ましい状態にする」という意味があるようで、「望ましい状態」は人それぞれ。整理整頓もそうですし、多くの好きなものに囲まれた状態や、また「うまくまとめる」という、どちらかというと「調える」と書くニュアンスも含まれています。いずれにせよ、自分にとって居心地のよい状態にまとめ上げることなのかと『&Premium』は思います。さて今号では、狭い部屋や古い家を整えてBetter Lifeを送る人たちを取材しました。「狭い」「古い」というマイナス要素を工夫して、そのアイデアを考え、まとめ上げていくプロセスは、クリエイティブで楽しいことに違いありません。「部屋を整える」ことの楽しさを、より感じることができる実例集をつくってみました。

 

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狭くても、自分らしい部屋。

自分たちらしく、豊かに、楽しく暮らすために、部屋が広いかどうかは大した問題ではない、ということを気持ちよく実現している人たちを訪ねました。建築面積5坪の住宅や20㎡に満たないワンルーム、9組のベターライフです。


フードスタイリストのいわさあやかさんが暮らすのは30㎡の1DK。ダイニングキッチンと、居間兼寝室の洋室の仕切りを取り払い、パリのアパルトモンのような空間に。


築56年、43㎡、4口ガスコンロのワンルームに暮らす料理家のまきあやこさん。キッチンカウンターをテーブル代わりに、簡単なおつまみを作りながらの晩酌を楽しむ。


洋服や靴は作り付けのクローゼットに収まる量にとどめて36㎡のワンルームに暮らす、スタイリストの細沼ちえさん。居住空間の重心を下げて窓からの美しい景色を確保。