発色のよいミョウガ、香りのよいゴボウも◎

実は私は、元々酢漬けを好んで食べていたわけではありません。酢のツンとした風味が苦手だったので、少し甘くて酢の風味が柔らかな、ご飯のお供にもなる「ぬか漬け風の酢漬け」を考案したのです(作り方は下記)。

ぬか漬け風の酢漬けは、そのままはもちろん、少し手を加えても楽しめます。ミニトマトの酢漬けにニンニクやゴマ油を加えれば韓国風の一品になりますし、ノリや青ジソ、すりゴマで風味をつけてもおいしいです。

お気に入りなのは、発色がよいミョウガの酢漬け。また、色は地味ですが、サッと湯がいたゴボウを漬けることも多いです。香りがよくて食物繊維も豊富な上、白ゴマをまぶせば酒に合うおつまみになります。

酢漬けの魅力は、これらを冷蔵庫に常備しておけば、華やかでおいしく、健康的な食事がすぐ用意できること。実際は冷蔵庫から出すだけの「手抜き」ですが、「自分はちゃんと正しく食べている」という自信が持てるのもうれしいですね。

ぬか漬け風の酢漬けの作り方

材料(作りやすい分量)
・好みの野菜(食べやすい大きさに切る)……適量
・塩……100g
調味酢
・酢……1/4カップ
・水……1と1/2カップ
・砂糖…大さじ2

❶鍋に塩と水4カップ(分量外)を入れて沸かす。沸騰したら野菜を入れ、1時間ほど置く。
❷①をザルに上げて水気を切り、調味酢に漬ける。
※トウガラシやコンブ、ニンニクを一緒に入れるのもお勧め。

この記事は『安心』2022年9月号に掲載されています。

画像参照:https://www.makino-g.jp/book/b610283.html

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